米アッヴィは9月27日、すべての主要なタイプ(GT1~6型)のC型肝炎ウイルス(HCV)に感染した成人患者に対する1日1回投与の治療薬「マヴィレット(R)配合錠」(一般名:グレカプレビル/ピブレンタスビル)が、厚生労働省に承認されたことを発表した。

 

 日本人患者を対象とした臨床試験の結果、8週間の治療で、肝硬変を有さない、未治療の1型および2型のHCVに感染した日本人患者において、99%(n=226/229)がウイルス学的著効を達成。慢性腎臓病患者を含め、多様な患者の背景およびウイルス特性を有する患者で達成されたものだという。また、前治療で治癒しなかった患者では、94%(n=31/33)がウイルス学的著効を達成した。なお、報告された主な副作用は、そう痒症、頭痛、倦怠感および血中ビリルビン増加(いずれの発現率も5%未満)だったという。