今回の来日中のフランス大統領の発言には驚きました。
記者会見の席、アルジェリアの日本人殺害につき、中国国民に哀悼の意を示しされました。
お疲れだったのでしょう。言い間違えの類だと思います。凄い間違えではありますが…
考えさせられたのは、同時通訳の方が咄嗟に日本の皆様に哀悼の意と、確信的誤訳をしたことです。
通訳の職業は正確さを要求されます。正確であればあるほど一流です。
このような場面はきっと一流の通訳の方が登場することでしょう。
この方はきっと一流です。
言葉の意味に置ける正確さではなく、言葉を発する人の真意に置いて正確なのです。
臨床家も同様の視点に立つと考えます。
技の巧みの一流、診断の一流はあるに越したことはありませんが、患者さんの真意を汲む力で一流になって欲しいものです。