ある座談会をきっかけに民国時代の中医学の歴史を探っています。
日本がかつてそうであったように当時普遍の真理をもつといわれる現代医学との対比論にさらされます。
伝統を守りたい(既得権益の維持がないとは言えません)
非科学的だ(権益取得の意志がないとはいえません)
いや科学を内在しているのだ
混沌って何だ、陰陽ってなんだ、五臓六腑で終わるわけ内蔵は・・・
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そこで
出来上がったのが、2つの医師。
中医師と西医師。
現代医学を身につけた伝統的医学の医師の誕生となります。
伝統医師の再教育ー医師免許交付となるわけです。
科学的な伝統医師です。
人民共和国になって復活したというより、
少し流れが加速したという感じです。
伝統医学の側からいえば相手の土俵に飛び込んで火中の栗を拾ったようなものです。
鍼灸と湯液の互換性
集団教育に堪える基礎理論の言語化
システマチックな治療体系
中医学院の創設
中医研究院(科学的に研究するところ)の創設
感じたことは生きるためにはあらゆる手を尽くすしたたかさです。
座して死を待つ日本の美学とは相反します。
戦乱の歴史の中から身につけた知恵でもあり、他民族との戦いが日常であった民の力強さも感じました。
とくに時代に応じた枠組みの設定の仕方は参考になりました。
何故この国の歴史が他民族の攻勢に会いながらも断絶しなかったのかわかったような気がしました。