TPPとは地方における岡田イオンと同じことが 国と国の間で起こること 新自由主義は無政府主義 | 産経新聞を応援する会

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三橋貴明さんは参院選に出馬するのか?

テーマ:日本が大好き  akira  様の記事

昨日、大阪府トラック協会主催の三橋貴明さんの講演会に行ってきた。同会が後継者育成研修会の一環として開催したそうだが、事前に申し込んでいた三橋さんのブログの読者100名を含め、300席くらいの広い会場は満席だった。

 

講演内容は三橋さんの話を聞くのが始めての人を意識したもので、デフレ・インフレについての基本的な話から始まった。そして、規制緩和(三橋さんは「最近は規制改革と言い換えている」と指摘していた)TPPの問題点まで、幅広い話題を分かりやすく説明してくれた。

 

例えば、TPPの問題点を「農業の問題は全体の中では小さい」と言い切り、医療制度や皆保険制度への大きな影響を説明する。日本では金融ビッグバンによる規制緩和で外資系の保険会社の参入が相次ぎ、多くの日本の保険会社がつぶれたが、三橋さんはこれを「保険(の規制改革)はTPPの先駆者」とうまいことを言う。

 

さらに、TPPなんかに参加したら、規制緩和でネットの保険会社がどんどん参入してきたように、トラック業界にもトラックを持たないインターネットサービスの大手などが参入して競争が激化すると言う。自分の業界のことを言われたら、誰でもTPPの危険性はよく分かる。
つまり、TPPでは、こんなことがあらゆる分野で起こりますよというわけだ。

 

トラック業界は、すでに1990年に貨物運送に関する二つの法律が施行され、相当な規制緩和が行われている。その結果、事業者の数が急激に増え競争が激化したデフレ不況で仕事が増えない中、事業者が増えれば競争が激化し、当然運送単価は下がる

 

また、規制緩和により、トラックを持たずに下請けを使って稼ぐような業者が増え、彼らが上前をはね、値段を叩くので単価はさらに下がる。この話を聞いて出席者は、この業界にとっても、さらなる規制緩和を求められるTPP参加など、とんでもないことだと感じたのではないか。

 

この業界もご他聞にもれず後継者不足が深刻なようだが、講演後の質疑応答などを聞いていると、過当競争で経営そのものが大変なようだ。三橋さんはタクシー業界の話もして、タクシー運転手の年収は大阪で平均200万円を切っていると述べていたが、この業界も厳しいのではないか。

 

この講演会には、私のほかにも大勢の三橋ブログの読者が参加していたようだが、その内のお一人が、コメント欄に次のような感想を寄せられている。

 

52 ■三橋さん講演会

 

大阪トラック協会の講演会参加させていただきました。三橋さん、お疲れ様です。

 

本日は、一部オフレコの話もあり、デフレのイロハから、規制改革の問題点、TPPの本質までと、非常に幅広い講演内容で、大変有意義でした。ありがとうございます。

 

特に、印象に残った話を2点ほどご紹介。

 

1 TPPに関しては
米国ではオバマ大統領の医療保険改革により、公的保険が一部導入され、民間保険会社が市場を失うので、日本市場を食いつぶすために、混合診療の解禁が狙い。

 

2 竹中平蔵氏に関して、彼は派遣業法改正で規制撤廃した張本人にも関わらず、人材派遣業王手のパソナの取締役に就任。http://www.pasonagroup.co.jp/company/outline.html  私は知りませんでした。許してはいけないでしょう。

 

ことよさし 2013-02-09

 

私もTPPに関する話は印象に残った。安倍政権は公約で6つの項目を掲げており、TPP本来の趣旨である聖域なき関税撤廃を日本が受け入れる可能性は低い。そう考えたアメリカがターゲットを絞って攻め込んでくる可能性はたしかに高い。当面は、安倍総理のしたたかな下交渉に期待したいところだ。

 

また、竹中氏の件だが、これはネットでは結構有名な話だ。彼は取締役どころか、いまやパソナグループの会長である。そういう人物が日本維新の会の政策に正社員の首を切りやすくする解雇規制の緩和(労働市場の流動化)を盛り込み、政府の産業競争力会議やマスコミで規制緩和を訴えているのである。実に許しがたいではないか。

 

三橋さんは、テレビ番組などでよく一緒になる岸博幸氏が、極端な円高で苦しむシャープについて、「シャープのようなゾンビ企業はつぶれればいい」と言っていたと怒っていた。岸氏は、そのために下請けや取引企業も含めて、大勢の失業者が出ることをなんとも思っていないからだ。

 

こういうことを堂々と、しかもニコニコしながら平気で言えるところが新自由主義者の特徴の一つだが、竹中氏の場合は個人の利権が絡んでいるわけだ。こういう人物は「越後屋、おぬしも悪よのう」の悪代官とは違う、いかにも今っぽい新しいタイプの悪人(政商?)と言いたくなる。

 

三橋さんの講演会に初めて参加したのは、前回の参院選の直前だった。彼の選挙をちょっとでも応援したいと思い、会場の整理を手伝ったりした。そのときのちょっとオタクっぽい感じの三橋さんと比べると、昨日の彼は垢抜けていて以前よりはるかにかっこよかった。

 

話の分かりやすさは相変わらず抜群だが、身振り手振りから話しかたまで、以前に比べるとずいぶん洗練されてきた。マスコミへの露出が増え、講演を重ねることにより、売れっ子評論家として必要なものが身についてきたのだろう。知名度も格段に上がり、大阪の街を歩いていて声をかけられることが多くなったそうだ。

 

彼は、昨日のような業界団体や商工会のようなところにも頻繁に講演に出かけ、その考え方への賛同者を増やしているはずだし、ブログの読者も当時の倍以上ある。つまり、前回の参院選では42246票と目標の半分も集まらずに敗退したが、こんど出馬したら当選する可能性は高いのではないか。

 

しかし、いまのところ、三橋さんは出馬するのしないのかをまったく表明していない。私は、出馬するのであればできる限り応援したいと思うが、安倍総理、麻生副総理兼財務大臣が実現したいまなら、評論家として、あるいは三橋経済塾で人材の育成をしてもらったほうがいいと考えている。

 

自民党は、すでに第一次の候補者発表をしているが、三橋さん自身はどう考えているのだろうか。出るなら準備も必要だろうし、支持者にも心構えがいる。そこで、講演後のサインを求める列の最後に並び、思い切って、しかし、小声で聞いてみた。「参院選は出るのですか?」

 

「はっきり言って分からないです」

 

まあ、無難な答えである。ただ、前回に懲りて絶対に出馬しないということではなさそうだ。
そして、三橋さんはそのあと、もう一言付け加えてくれて「あぁ、そういうことか」と思ったのだが、年のせいか生来の健忘症のせいかどうしても思い出せない

 

余計なことを思い出さなくても、そのうち三橋さん自身から表明があるだろう。

                                                  (以上転載終わり)


産経応援は TPPとは 地方における 岡田イオンと同じことが 国と国の間で起こることだと思っています

岡田氏は 自民党時代に借地借家法を改正、連立与党時代には 大店舗法を変えて イオンの地方への進出を容易にしました

そのうえで 地方で コツコツと商売をしていた零細企業者をの茶碗を一気に叩き潰しました

イオンが新商品、新市場を開発したわけではありません。大資本を利用して既存市場の独占を図っただけのことです。

TPP推進派である アウトロー新自由主義者たちは 規制撤廃(無法化)により無秩序状態を生み出し 武器の代わりにお金を使って

上品に日本人の
茶碗を叩き潰そうとしているように思えてなりません。

三橋貴明さんは参院選に出馬するのか? 新自由主義者という名の無法者征伐のため 誰が立候補するのでしょうか


                                (2/21の記事を再掲載)