http://blog.livedoor.jp/fieryworld/ 旅の軌跡 様の記事


226事件がおきるきっかけのひとつとして、当時の農村(特に東北)の疲弊に青年将校が憤りを感じたことが挙げられる。1930年代の東北の農村は娘の身売りが横行し、欠食児童が溢れた。この記事では、ここまでの農村の貧しさは何が原因であったかを考えてみたい。通説では冷害による凶作、不況の影響といわれる。しかし、それだけが決定的な理由ではないのではないだろうか。私が思うにそれは「自由貿易」の弊害である。「自由貿易」が農村を貧困に追いやった結果、226事件が起き、この事件を契機に日本は太平洋戦争へと向かうのである。歴史の専門家にも、この因果関係は正しく理解されていないように思う。保守派の歴史評論家である渡部昇一氏の著作には『北一輝のような天皇制社会主義が自由な商業活動を阻害し、自由貿易体制が崩壊したことが戦争の原因』と書かれているが、これは全くの本末転倒な見解である。自由貿易によって農村が貧困に追いやられたために北一輝の思想が青年将校に支持されたのである。

明治に入ってから生糸(絹)は日本の代表的な輸出品であった。1909年には中国(清)を抜いて世界最大の絹輸出国となっている。1930年代には日本からの輸出品の40%は絹であり、その輸出先はほとんどアメリカである。中村政則氏の「昭和の恐慌」という本によれば、当時の日本全国の農家560万戸の4割弱にあたる222万戸が養蚕を副業としていた、という。日本の農家は絹の生産によって支えられていたのである。この生糸(絹)の価格は世界恐慌の起きた1930年に6割近く暴落する。ところが、日本は1932年に世界に先駆けて世界恐慌から脱出している。犬養内閣の蔵相だった高橋是清が大胆な経済政策(金輸出禁止、積極財政)を行った結果、円相場が下落、輸出が息を吹き返し日本経済は深刻なデフレを克服するのである。にもかかわらず、6割近く暴落した絹の価格は戻らないのである。当時の資料から抜粋してみたい。下は、1929年の農産品価格を100%とした年代別の価格の推移である。

 1929: 米の値段100、  麦の値段100、生糸の値段100
 1930: 米の値段70.5、 麦の値段75、 生糸の値段46.4
 1936: 米の値段117.7、麦の値段122、生糸の値段59.06事ぼ同じたくの個人的な推測になるが、意図的に生糸(絹)のるものと思う。

横浜に日本の絹産業の博物館であるシルクセンターという施設がある。奇しくもここの建物にはジャーディン・マセソン商会という香港に拠点を置く英国系商社がオフィスを構えていた。この会社は明治になる前、開国直後の日本に既に進出していた。坂本龍馬を支援した長崎のトーマス・グラバーはジャーディン・マセソン商会の代理人として長州藩に武器を供給していたのである。商社というと聞こえはいいが元は中国(清)で阿片の密売と茶の輸入をしていた企業である。イギリス議会に圧力をかけ阿片戦争のきっかけを作ったのもこの会社だ。自由貿易の名の下に常に多国籍企業が暗躍する。それは、明治維新から始って現代に至るまで変わらない。

今日の日本では、輸入食品を自由に手に入れることができる。近所のスーパーでも、スイスやベルギー製のチョコレート、イギリス製の紅茶、イタリアのエスプレッソコーヒー等が大量に陳列されている。これだけ世界中に輸出されていれば食品メーカーは大変な利益を得ることができると思う。まさに自由貿易の恩恵といえる。ならば、チョコレートの原料であるカカオの原産地はその恩恵を受けているのだろうか。答えは否である。カカオだけでなく、紅茶やコーヒーも同様である。「西アフリカのカカオ農園」「インドの紅茶農園」「南米のコーヒー農園」いずれも子供が学校に行けず農場での児童労働が問題となっている貧困地域(いわゆる途上国)である。重要なのは、これらの地域は農園主が搾取しているのではなく、農園主自体も貧しくて人を雇うことができないという事実である。自由貿易というシステムには、貧困地域を生み出すという欠陥があるのだ。それは、貿易当事者国間と関係のない多国籍企業がいくらでも介入可能な仕組みだからだ。このために、戦前の日本の農村は現在の途上国と同じ状況に置かれたのである。る繁に行われ

お知らせ

田母神俊雄講演会2 平成24年4月22日(日)
ユメニティのおがた午後2時半開演

インターネット、全国セブンイレブン
pコード 620-347 TEL0570-02-9999 にて販売開始   


4月22日(日) とっておきの講演会を企画させて戴きました

前売り券 1000円にて 先行 販売開始

インターネット前売り受付は下記をクリック

http://ticket.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=1149613&rlsCd=001&lotRlsCd =


自民党は麻生氏を総裁に保守再編を民主党に呼び掛けろ2年待てば国が滅ぶ

要望書「自民党は、日本再生の為、麻生太郎氏を再度総裁に選出、真の保守政党として衆院解散させ総選挙を戦ってほしい

上記要望書をコピーして、自民党(下記をクリック)へ提出しましょう

https://ssl.jimin.jp/m/contact



日曜討論録画放送中(クリックしてください)ご意見募集中


「日本は前近代社会の朝鮮を近代法治文明社会に変えた」

http://www.ustream.tv/recorded/18629349 (new)

「南京で何があったのか」

http://www.ustream.tv/recorded/17905110
 (new)

TPPは日本の国益となるのか」
http://www.ustream.tv/recorded/15763235


私たちは、日本人が日本人の手で、特亜や売国勢力より押しつけられた自虐史観と決別し、真実の歴史を取り戻す決心をし、この難局を打開することを決意したことを世界に宣言します


テレビも新聞もほとんどが反日、偏向報道の温床

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ているものと思う。