箕輪長野氏 領土 | 上州備忘録

上州備忘録

群馬生まれの会社員が見つけた秘かな楽しみ、それは「歴史探索」
誰も知らない英雄を求めて今日も群馬を流離う
_そう、素浪人のように

 

 長野業政 群馬が誇る猛将である

 

 主君上杉憲政のため上州の国人衆を纏め上げ

 

 武田軍の攻撃をすべて跳ね返し

 

 「業政が上野にいる限り、上野を攻め取ることができぬ」と信玄に言わしめた上州の黄斑

 

 業政最強! 群馬最強!

 

 

 と、昔は思っていたなぁ(しみじみ)

 

 よくよく調べてみると 業政は武田信玄と戦っていないし

 

 領土もさほど大きくないし

 

 さらには上杉憲政をあっさりと見限って、北条氏康に従属しているし

 

 息子の名前は業盛と言われていたが

 

 実際は北条氏の氏をもらって氏業だしねぇ・・・

 

 

 もちろん業政公が悪いわけではない

 

 戦国時代ってそういうもの 逆に親しみが持てる

 

 悪いのはあることないこと持ち上げて、すごい武将だと拡散する後世の人達だ

 

 火坂さんの小説で業政が焼きまんじゅうを食べてるけど

 

 戦国時代に焼きまんじゅうは無いぞ、火坂さん おもしろいけど

 

 

 だけどね、普通にすごいよ業政公は

 

 12人の娘を嫁がせて、西上州の争いを鎮めたり

 

 『関東幕注文』では箕輪衆の筆頭

 

 業政公が生きている間、上州に武田軍が攻めてこなかったのは事実である

 (北条氏康は攻めてきたけどね)

 

 

 変な誇張はいらない そのまんまでいい

 

 そのまんま業政 これをテーマに箕輪の史跡を廻っていきたい