大胡城 | 上州備忘録

上州備忘録

群馬生まれの会社員が見つけた秘かな楽しみ、それは「歴史探索」
誰も知らない英雄を求めて今日も群馬を流離う
_そう、素浪人のように



 大胡城  群馬県前橋市河原浜町660






  城跡に掲示されている復元図(想像図・・・)




 かみつけが誇る古豪・大胡氏の居城



 が、厩橋長野氏・横瀬氏・那波氏の境目の要所



 城主がコロコロと変わる



 大胡氏→増田氏(横瀬家臣)→大胡氏(厩橋長野家臣)→

→北条高広(上杉氏から独立)→大胡高繁(北条氏家臣)→

→牧野康成(徳川氏家臣)→廃城



 このコロコロ感 乱世の城っぽくてよい



 池波正太郎先生の小説『剣の天地』では



 剣聖・上泉信綱も大胡城の城主として活躍している





 土塁に掘られたトンネルを抜けると


 

 うほぉう! 馬鹿でかい堀と土塁!



 おもわず声をだしてしまった・・・




 そして、かみつけでは滅多に見ることのできない石垣が・・・



 牧野氏時代の遺構とのことだが



 素晴らしい 平成まで残っていたことが素晴らしい







 本丸に繋がる土橋 これも心高ぶる



 高い土塁に囲まれた本丸



 ここにも石垣あり



 天守台とまではいかないが 立派なものです






 本丸土塁に登って 縄張りを見渡す



 城好きでよかった そう思わせる景色なんだな





 城跡の桜はとても美しい



 美しく咲いて華々しく散る まさしく侍の花




 平成の大合併という悪法のため 大胡町の名も消えてしまった



 だが、大胡の魂はここにある



 大胡城 攻略する価値ありだな!