千葉博2018その1 | 三十九さんの部屋

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上野に行った翌日の2018年12月16日。今日は千葉県立中央博物館で光るきのこなどをテーマにした講演があるので、博物館に行った。博物館ではちょうど「房総丘陵はすごい」と題した展示を実施中。

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講演会は午後からなので、午前中は館内の展示を見学することにした。
房総丘陵といえば、新たな地質的年代の名称「チバニアン」で話題となったが、いろんな動物の化石が発見されている。

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千葉には東大演習林などがある。長い歴史があるから、タケが芽吹いてから開花して枯れるまでを確認するという長い時間をかけた実験も行える。

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演習林には研究者も多く訪れており、最近なにかと話題の植物学者、牧野富太郎の署名も。

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千葉に限らないが、房総丘陵でもいったん減少していた鹿が増加している。そのためか、場所によってはヤマビル天国になっている。他に外来種のキョンも生息している。

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房総丘陵では植物などの新種も見つかっている。きのこでは唯一ここでしか確認されていないシロオビテングタケというのがある。

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そのシロオビテングタケの新種記載に使われたタイプ標本はここに保管されている。

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千葉県は照葉樹林の東限となっているように、関東地域の南側であるためか、意外と南方系の生物がいたりする。写真パネルにあるようにヤコウタケなどの発光きのこもある。

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カブラテングタケ、チャオニテングタケ、ルリハツタケ、オニフウセンタケといった東アジア共通のきのこ。

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菌従属栄養植物。おなじみのナラタケから栄養を奪うツチアケビの模型。常設展から出張中。