
左はミヤマイロガワリ。保育社の図鑑では検索表に名前が出てくるだけ。右のアカヤマドリは旧版のほうに使われた図だとか。

ベニテン、モエギアミアシイグチ、ハナガサイグチ。
ベニテンは赤いカサの上からイボを白い絵の具で描いている。中央の開いたカサが漫画ちっくな表現に見える。

モエギアミアシイグチ。図では「ナスビイグチ」と書かれ、ムラサキヤマドリタケの学名が入れられているとか。

青木実の資料。専門的教育は受けていないが、仕事の合間にきのこの採取と観察記録をとり続け、その記録は「日本きのこ同好会」のきのこ図版として発行された。「青木図版」と呼ばれ、多くのコピーが流通した。記録された数多くのきのこには今も新種記載されていないものも多い。

青木実のきのこ写真とそのネガ。

膨大な数の青木図版は近年になって「日本きのこ図版」として出版された。

吉見昭一。京都市で小学校教員をしながら腹菌類を研究し、子ども向け書籍の執筆も多い。かくゆう自分も小学校時代にその本のひとつを見てきのこの世界にどっぷり浸かることになった。京都御苑でのきのこ観察会を指導し、その後大学や博物館などで活躍する人材を育てた。
まさに私の師匠といって差し支えない。

香川県にも教員をしながらきのこを調べた豊島弘という人がいる。

アマチュアの観察記録。関西菌類談話会会員が実際に記録をとっていたもの。フタのついた機会はドライフルーツメーカーで乾燥標本を作るのに使われる。

昼になったので飯を食いに。外に出るのが暑いなら、センターの中にあるカフェで食事できる。このときはカレーフェアということだったので、インド風チキンカレーセットを食べた。プリンがついている。

一緒に展示を見ていた人(うち一人はさっきの観察記録を作った人)が長居公園近くのパン屋で買ってきたというフルーツサンドをひとつくれた。

ミュージアムショップでは今回の展示にあわせてTシャツやハンカチなどのオリジナルグッズを販売している。他にもきのこ関連のグッズもあって充実している。