
そしてついに、今回の最大の目的である「ティラミステングタケ」を見つけた。

このカサの上にココアパウダーがかかっているようなかんじ、これこそがティラミスの由来。

柄は灰色の綿クズ状のものに被われていて、さらにその上に白い綿毛状のものが被っている。

もちろん、幼菌の段階でもココアに被われている。この粉は外皮膜の名残

カサの縁には白いものがぶらさがっていることが多い。また、柄には白いツバ状のものがついていることもあるがとれてしまうことが多い。これは内被膜の名残。
根元は膨らんでいて、その下には細く根のような部分が続いているもよう。

前年はもちかえって標本をだめにしてしまったが、今度はきれいに持ち帰り、こうして黒バックで撮影。

これらの標本は冷凍して保存した。またいつでも観察できるように。

これも前年に見つけたものだが、肉質がやたらとかちかちなイグチ。

切っても変色しない。管孔は浅い。

クロタマゴテングタケ。かっこいい

アンズタケ属。 おしまい