採集紀行伝 東国演義
第11話「赤と紫」
いわゆるドクツルタケ。(シロタマゴテングタケ)とされているが、おそらく、柄のささくれが目立たないからか。しかし、実際に国内で「シロタマゴテングタケ」といわれるきのこがどのようなものかはっきりしないともいわれる。
この黄色いアマニタ。「イボコガネテングタケ」というやつかも。
タマゴテングタケモドキはツルタケのようにカサに条線があり、根元に袋状ツボ。そして、柄にはツバがある。最大の特徴はヒダがピンクを帯びることだが、色の濃淡は様々。
ハイイロイタチタケ。シラカシの材から出るので、シラカシの多い関東ではよく見られるが、関西などでは少ないという。
ナヨタケ属。
けっこう大きいもので、最初は?だったが、キショウゲンジであることがわかった。名前の似ている無印ショウゲンジは食用として知られるが、こちらは食用にはされない。
見た目の印象ではフウセンタケ科っぽくもあるがよくわからないもの。
カサに環紋のあるチチタケ属。千葉でよく見るが、不明種。食用にはされていないもよう。
シロハツのところに置かれているが、この写真の下段中央はアイバシロハツ。ヒダが青みを帯びている。その両側と上段左はヒビワレシロハツ。ヒダが垂生ではなく上生でクリーム色を帯びている。
これはよそでとれたものだとか。ムラサキヤマドリタケとアカヤマドリ。こういうのが実際にとれたらいいのだが。
次回、採集紀行伝 東国演義
第12話「帝杏茸」
いざゆかん、民のために!