子嚢菌講座3 | 三十九さんの部屋

三十九さんの部屋

いざゆかん!民のために!

イメージ 1

2日目は実際に採取したものを使って実習。これは昨日採取したモリシア属(ハイイロクズチャワンタケ)。実体顕微鏡で拡大した画像。半透明。
これを見ながらピンセットなどで組織をつまんで顕微鏡で覗く。

イメージ 2

これは小さいのを丸ごと裏側から見たようす。黒っぽいソーセージみたいなのは別の菌の胞子。

イメージ 3

モリシア属の子嚢。これにメルツァー液を加えると、でんぷんに反応して組織が青紫に染まることがある。それをアミロイド反応という。この場合、子嚢の先端部だけが青く染まっている。そこは内部の胞子の出入り口部分。

イメージ 4

これは子嚢に入った胞子のようす。8個の胞子が入っている。

イメージ 5

これはまた別のもので、うどんこ病の拡大。茶色い丸いのからひょろひょろと菌糸が伸びている。

イメージ 6

その丸いのをパリーンと割った。中からコロネパンみたいな胞子が出てきた。

イメージ 7

こちらはヒナノチャワンタケ属。極小。周囲が王冠みたいになっている。

イメージ 8

子嚢菌の場合、子嚢と子嚢の間に側糸というのがある。組織を赤く染めたもの。表面には縦方向に細かい粒々が並んでいる。

イメージ 9

クロコブタケみたいだが、同じ仲間のカタツブタケなんだとか。

イメージ 10

黒い硬いきのこなので、その一部を摘んで壊してみた。黒いコーヒー豆みたいな胞子が見えた。実際に中央に線が入ってコーヒー豆みたい。

イメージ 11

なんだったか忘れたけど、指し棒みたいなものの先端に丸い胞子がついたもの。 おわり