
水元、じゃなくて、金町駅で楓子さんと別れ、その日は千葉へ向かった。
翌日は千葉菌の観察会に参加するので、それに備えて千葉駅前に泊まった。

翌日は市原市民の森で観察会。そこへ行くには千葉駅から内房線で五井駅まで乗って、そこから小湊鉄道に乗り換える。写真は小湊鉄道の汽車。電車ではない。この2両編成の汽車で約50分。

今時、車内の天井に扇風機がついている車両なんてあまり見ない。なんともレトロだ。

大部分の駅はこんなかんじ。無人駅が多い。

周囲はのどかな田園風景が多い。この田んぼは台風でやられたのか、イネがほとんど倒れていた。

途中の里見駅。里見といえば、「南総里見八犬伝」を思い浮かべる。「南総」ってやはり、千葉の南の方か?

途中、なんどか線路沿いにオニフスベが出ているのが見えた。でも見えて撮影しようとしたらすでに通り過ぎているので、間に合わない。この写真ではちょうど駅に停車したときに撮影できたもの、中央付近の白いのがそれ。

月崎駅に到着。もちろん、ここも無人駅。

駅から市民の森へ歩いていく。途中から右へ入れと書いてあるのでそれに従う。

やがて田んぼの中を通っていくのだが、草ボウボウ状態。これなら、さっきの車道を歩いたほうがましだったかも。

このあたりは砂地の地盤が多いのか、ところどころ白い切り立った露頭が見える。
次回、採集紀行伝 東国演義
第19話「市民の森」
いざゆかん、民のために!