東京紀行4 | 三十九さんの部屋

三十九さんの部屋

いざゆかん!民のために!

きのこ歴30年。
その歴史の中でひときわ自分の記憶に刻まれ、そして後の世に語り継ぐかもしれない旅がある。
西暦2012年、日本は野田総理の時代。
菌学会は東北、関東、西日本3つの支部が互いに研鑽を競い、
荒ぶる猛者?が野山を駆け巡っていた。
採集紀行伝 東国演義!

それがささやかな少年の趣味のためでも 我は律儀に語りかけた
町に埋もれて生きるのがいやに思えて 季節季節に雨を待った
これはなに?彼が尋ねる ハラタケと我は答える
野山にしみる雨で 菌類の成長を促す
限られた予算の中 無駄遣いしないように
息をアラゲきつい 山登り後を追っておいでよ

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比較的湿度の高い日陰がちの場所ではコウジタケが発生していた。しかし、その大部分は白いかびに覆われていた。

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前回にnaoさんがさわって褐変させた硬質菌。いくらか成長していた。

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裏側。微細な管孔は暗褐色。内部の肉は黄褐色。いったい、なんだろう。ミスターハードに見せればわかるかも。

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変形菌のムラサキホコリ。流水・紫雲さんが見つけて喜んだ。

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前回発生していたマメザヤタケが残っていた。表面は真っ黒だが、内部は白い。表面近くには子嚢胞子ができる子嚢殻(黒いつぶ)が見えた。

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この日は公園に隣接する神社でお祭りがあったようで、大きなのぼりが2本建てられていた。境内では太鼓や笛が演奏されていた。

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公園外側の道を歩いていると、道沿いに思いがけずオニフスベがあった。

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ついにきた、ここが公園沿いにあるカフェ、「hannari」。7月に来たときは夏休みで閉まっていたので念願の来店。経営者が京都出身ということで、話も弾む?

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ビールを飲みながらピザを食べたぜ~
ここで、母親と娘2人の客にとってきた謎のイグチを見せたら大喜びで写真に撮っていた。きのこに大いに興味があるようでおもしろかったが、てっきり、スパベニ爺の知り合いかと思ったらこのときが初対面だったのだとか。

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自慢の?たまご御飯。御飯には胡桃が入っている。naoさんが頼んでうまそうだったので、こちらも頼んだ。

ここで誕生日を迎えたスパベニ爺に誕生日プレゼント。増補改訂新版日本のきのこを贈った。これで最新分類を知ってもらうことができる。

店を出て、しばられ地蔵近くのバス停から駅までのバスに乗って別れた。
明日はきのこから離れて東京見学。

次回、採集紀行伝 東国演義
第9話「なめこ市場」
いざゆかん、民のために!