ミダレアミタケ(乱網茸) Cerrena unicolor
担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱タマチョレイタケ目所属科未確定ミダレアミタケ属
cerrena ケレナ(ナラ類の)
unicolor ウニコロル(単色の)
広葉樹の枯木に発生する。中型きのこ。
表面は灰色~灰褐色で、疎毛があり、その下に暗色の硬皮がある。
裏の子実層托は薄歯状~迷路状になっている。
2012年2月、京都市内で発生。
写真の個体はちょっと古いが、表から見ただけではカワラタケとよく似ている。
カワラタケのほうはカサの裏が微細な管孔になっているので、区別できる。
昆虫のキバチと共生しているという。
昨年きのこの会のスライド会で発表があったが、倒木にミダレアミタケが生えているところへキバチがやってきて、他の虫が開けた穴に産卵したのを観察したという。
キバチの体内には菌糸が共生しており、産卵時に菌もいっしょに生み付けられるのだという。
それによってミダレアミタケも枯木に広がって繁殖するのかもしれない。