東京紀行10 | 三十九さんの部屋

三十九さんの部屋

いざゆかん!民のために!

きのこ歴30年。
その歴史の中でひときわ自分の記憶に刻まれ、そして後の世に語り継ぐかもしれない旅がある。
西暦2012年、日本は野田総理の時代。
菌学会は東北、関東、西日本3つの支部が互いに研鑽を競い、
荒ぶる猛者?が野山を駆け巡っていた。
採集紀行伝 千国演義!

それがささやかな少年の趣味のためでも 我は律儀に語りかけた
町に埋もれて生きるのがいやに思えて 季節季節に雨を待った
これはなに?彼が尋ねる ハラタケと我は答える
野山にしみる雨で 菌類の成長を促す
限られた予算の中 無駄遣いしないように
息をアラゲきつい 山登り後を追っておいでよ

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前回は千葉だったし、今回はすでに関東でもない。
夜行バスで東京から帰ってきて、朝の6時半くらいに京都駅に到着。
今日は京都御苑のきのこ観察会。
そのまま直行するには時間が早すぎるし、風呂にも入りたい。
京都タワーの地下には風呂があるが、現在工事中。
ということで、一端帰宅。
朝飯食って、風呂に入って、9時半の開始時間に間に合うには家を9時前には出なければならない。ゆっくりしてたらとても間に合わない。でもあわただしいのもいやなので、なりゆきにまかせることに。まあ、別にいつでも参加できるので集合時間に間に合わなくてもいいのだけれど。

そして、およそ1時間遅れで到着。集合場所には本日の巡回ルートが書いてあるのですぐに追いつく。
追いついたときはみんな、落ち葉の下からツバキキンカクチャワンタケを探していたが、さすがにまだ早すぎて見つからなかった。

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木材チップがまかれているところに群生していた小さいきのこ。
木片から生えているが、名前はわからない。コガサタケの仲間か?

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こんな時期といえば、エノキタケ
毎年出ている枯木の根本に見事に群生していた。

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エノキのカサの表、平滑で淡黄褐色から暗褐色でつるつる。

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カサの裏。柄は暗褐色でビロード状。

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エノキが出ていた同じ木の幹にクシノハシワタケ

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みんながしきりに観察していた木の上に、アオバト。瞳がつぶら。

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雨が少ないのできのこはあまりなかった。ハイイロシメジが出ているという情報を得て見に行ったが、結局はしなびた残骸だった。ホコリタケはあった。

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最初はこれがハイイロシメジか?と思ったが、よく見ると、ムラサキシメジだった。

終わってから京都駅へ立ち寄って、アルテナを買って帰った。

採集紀行伝 千国演義 漢