きのこ歴30年。
その歴史の中でひときわ自分の記憶に刻まれ、そして後の世に語り継ぐかもしれない旅がある。
西暦2012年、日本は野田総理の時代。
菌学会は東北、関東、西日本3つの支部が互いに研鑽を競い、
荒ぶる猛者?が野山を駆け巡っていた。
採集紀行伝 千国演義!
それがささやかな少年の趣味のためでも 我は律儀に語りかけた
町に埋もれて生きるのがいやに思えて 季節季節に雨を待った
これはなに?彼が尋ねる ハラタケと我は答える
野山にしみる雨で 菌類の成長を促す
限られた予算の中 無駄遣いしないように
息をアラゲきつい 山登り後を追っておいでよ

高さ250mの特別展望室に到着。同じ場所でも眺めが全く違う。
下の展望室では手前のビルが地平線よりも突き出ていたが、今度は地平線より下になっている。
スカイツリーも向こうに見える。
スカイツリーはほんとに高いな。そこに登れるのはいつの日か。
遙か向こうに(小さくて見えにくいが)永田町方面や国会議事堂が見える。
やはり人は高いところに登ると気分が高まるようだ。
だから、権力者はバベルの塔や天守閣などを作るのか。
そうだ、わたしは○ピュタ王だ。
見ろ、町がまるでおもちゃのようだ。
また遙か向こうには筑波山も見える。
みよ、ギロッポンもかのように下にあるではないか。
はるか向こうに富士山も見えるわ。
富士山もよりいっそう、くっきりと見えるというものよ。
みよ、はるか向こうにお台場が見えておる。
次回、採集紀行伝 千国演義
第7話「蝋人形の館」
いざゆかん、民のために!