きのこ歴30年。
その歴史の中でひときわ自分の記憶に刻まれ、そして後の世に語り継ぐかもしれない旅がある。
西暦2012年、日本は野田総理の時代。
菌学会は東北、関東、西日本3つの支部が互いに研鑽を競い、
荒ぶる猛者?が野山を駆け巡っていた。
採集紀行伝 千国演義!
それがささやかな少年の趣味のためでも 我は律儀に語りかけた
町に埋もれて生きるのがいやに思えて 季節季節に雨を待った
これはなに?彼が尋ねる ハラタケと我は答える
野山にしみる雨で 菌類の成長を促す
限られた予算の中 無駄遣いしないように
息をアラゲきつい 山登り後を追っておいでよ
浜松町駅からまっすぐ東京タワーを目指して歩いていくと、ひとつめのコンクリート製の門をくぐり、さらにほどなく、次の門が見えてきた。
こちらは木造の古そうな山門だ。
昨年は大河ドラマが「江」だったので、そのキャラクターのPRのぼりが建てられていた。
ここ増上寺は徳川幕府二代将軍秀忠とその正室江がねむる墓所がある。
けっこう広そうな境内にはいろんな施設があり、幼稚園まで備えている。
山門をくぐって正面に、大きな大殿が見え、その背後には東京タワーがそびえる。
この時点でまだ8時くらいなので、太陽の位置が低い。
境内の西側に見える高層ビルには東京タワーが写り込んでいる。
徳川家にゆかりのあるお寺らしく、大殿には葵の御紋が入った幕がかけられている。
大殿から山門方面を見たところ。向こう側に汐留のビル群が見える。
さすが、徳川家にゆかりのある寺、境内の石灯籠にも葵の御紋が刻まれている。
次回、採集紀行伝 千国演義
第3話「徳川家霊廟」
いざゆかん、民のために!