
毎年、新年になって最初に作る料理は豚の角煮と決まっている。
塊の豚のバラ肉を4等分して、皮付きショウガの輪切り、長ネギとともに鍋に入れて、
水と酒で90分ほどゆでる。
それを一晩さましておくと、水面に真っ白なラードがたまるので、それとショウガを取り除き、大根をくわえて醤油と砂糖で味付けして40分ほど煮込む。
今日は昨日煮込んだものを暖めて食べているので、さらに味がしみている。
料理本ではゆで卵を入れることになっているが、なぜか大根。たしかに大根だと味がしみすぎる。本当はネギも取り除くとされているがもったいないので食べる。
最初にゆでたとき、また加熱したときにたびたび水面に浮かんだラードを取り除くので、油分が抜けてあっさりしている。
今回の肉は脂身が非常に少なかった。いつもなら分厚い脂肪の層があるが、それも脂肪分が抜けてとろとろになる。