きのこ歴30年。
その歴史の中でひときわ自分の記憶に刻まれ、そして後の世に語り継ぐかもしれない旅がある。
西暦2011年、日本は菅総理の時代。
菌学会は東北、関東、西日本3つの支部が互いに研鑽を競い、
荒ぶる猛者?が野山を駆け巡っていた。
採集紀行伝 山国演義!
それがささやかな少年の趣味のためでも 我は律儀に語りかけた
町に埋もれて生きるのがいやに思えて 季節季節に雨を待った
これはなに?彼が尋ねる ハラタケと我は答える
野山にしみる雨で 菌類の成長を促す
限られた予算の中 無駄遣いしないように
息をアラゲきつい 山登り後を追っておいでよ


7月22日、この日は合宿の初日で、本当は宿舎のある小野田港に夕方までに集合すればいいことになっていたが、せっかく山口まで来るのだし、初日を集合だけで終わらせるのはもったいないということで、どこかできのこを探していこうと狙いを付けたのが山陽小野田市の隣、宇部市にある常磐公園。ここは常磐池を中心に、周辺に遊園地や散策路などが整備された広い公園らしい。ここならきっと最近の乾燥気味のときでもきのこはあるにちがいないと思った。
宇部新川駅からバスに乗って、常磐公園入口バス停で下車。
歩くとほどなく公園の入口に到着した。
この左手を進むと公園に。

この入口のあたりは常磐池の南端にあたる。
常磐池はとても大きな池で、まるで湖のよう。
その周囲を森林が取り囲んでいる。

この常磐公園案内マップに描かれているのは池の南半分のみ。
この周辺に遊園地やミュージアムなどの施設が集中している。

公園入口から進むと遊園地の入口が見える。
観覧者やジェットコースターが見える。ここは有料施設。
どこからか甲高い鳴き声?が聞こえるので、サルの鳴き声かと思ったら、ジェットコースターに乗っている乗客の悲鳴だった。

ここには石炭記念館なる施設もある。この塔が目印。

常磐公園は広いが、池のところへ行くのに、レストハウスから入った。
別にそこからでなくてもいいんだけど。

レストハウスから公園への入口へ抜けると目の前に池が見える。

池の岸へ。広い池には白鳥などが浮かんでいる。

カモもたくさんいて、人慣れしているのか、むしろ向こうから近寄ってくる。

この池にはペリカンも住んでいる。

池の北の方を見る。とても広い池なので、向こう側が小さく見える。
次回、採集紀行伝 山国演義
第3話「ペリカンのカッタ君」
いざゆかん、民のために!