
キンカクイチメガサ(菌核市女笠) Hypoloma tuberosum
担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱ハラタケ亜綱ハラタケ目モエギタケ科ニガクリタケ属
hypoloma ヒポロマ(菌糸+縁)
tuberosum トゥベロスム(こぶを生じた)
夏~秋に畑地などの地上に発生する。小型きのこ。
タマムクエタケなどと同じように、木材チップ(バーク)を敷き詰めた街路樹下や公園などにも発生することが多い。
カサは淡褐色で細長い柄は中空。根本には不定形の菌核がある。
「市女笠」とは、平安時代の貴族の女性が外出するときかぶった中央が盛り上がった大きな平らな笠のこと。平らに開いても中央部が盛り上がった形をしているきのこの名前にしばしば用いられる。

2005年10月、タマムクエタケと同じ場所に発生。この写真の中でどれがキンカクイチメガサかはわからない。おそらく大部分はタマムクエタケ。