九州紀行22 | 三十九さんの部屋

三十九さんの部屋

いざゆかん!民のために!

きのこ歴30年。
その歴史の中でひときわ自分の記憶に刻まれ、そして後の世に語り継ぐかもしれない旅がある。
西暦2011年、日本は菅総理の時代。
菌学会は東北、関東、西日本3つの支部が互いに研鑽を競い、
荒ぶる猛者?が野山を駆け巡っていた。
西方紀行伝 南国演義!

それがささやかな少年の趣味のためでも 我は律儀に語りかけた

町に埋もれて生きるのがいやに思えて 季節季節に雨を待った
これはなに?彼が尋ねる ハラタケと我は答える
野山にしみる雨で 菌類の成長を促す
限られた予算の中 無駄遣いしないように
息をアラゲきつい 山登り後を追っておいでよ

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博物館の入口を入ると、エスカレーターがある。それにのって登っていく。
けっこうな長さがある。

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エスカレーターで上がると、今度は水平に動く歩道がある。
歩道の壁面は七色に光り、タイムトンネルをイメージしている。

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タイムトンネルをくぐると、博物館の建物が見える。
屋根は曲線を描いて山か海を思い起こさせる。

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入口前からは下にちょっとしたビオトープみたいなものが見える。
散策路もついているようなので、ちょっとした散歩にも使えそうだ。

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博物館の入口方面に向かって進む。
右側にはどっかのホテル(忘れた)が運営するカフェがある。

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ここが博物館の入口。

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巨大な博物館内部は、前のほうが吹き抜けの広い空間になっている。
上の方には積み木細工のような木でできた空間がある。
天井にも木が使われている。
このときはロビーで京都の名産品販売会をしていた。

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上の階に上るエスカレーターと階段の横にミュージアムショップがある。
オブジェの頂上に鎮座する黄金の龍。

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エスカレーターで二階へ。中の空間はかなり広い。

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二階入口。
前に小城の鍋島家菩提寺である黄檗宗の寺院や、佐賀で黄檗山萬福寺の僧である煎茶道の祖「売茶翁高遊外」紹介施設についてレポートしたが、今回九州国立博物館に訪れると、偶然にも「黄檗」展が開催されていた。
黄檗山万福寺は中国から来訪した禅僧隠元が開山した。
「隠元」という名前で連想されるものがあるが、隠元は単に中国の禅宗を伝えただけでなく、当時(中国は「明」の時代)の文化をいくつも伝えている。
「インゲン豆」はまさに隠元がつたえたもの。
さらに「煎茶」も隠元が伝えた。今の煎茶とはちがい、やかんに煮えたぎった湯に茶葉を入れて煮出すというスタイル。

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「黄檗」展を見終わると昼になったので、昼飯を食うことに。
博物館の中では期待できないので、あらかじめ西鉄福岡天神駅などで買ってきた。
これは鶏めし。9年前に訪れたとき、駅で買って食べた鶏めしの味が忘れられなかった。
この鶏めしのおにぎりは博多駅のコンビニで売られていた。
甘辛くたかれた鶏肉とごぼうの味わいがいい。

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これはうまそうな鶏めしじゃい。

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同じく昼飯。
これも同じコンビニで買ったポークハムサンドなるもの。
おにぎりのようでいておにぎりにあらずなかんじ。
のりで挟んだごはんの中に、ポークハムとたまごやきがサンドされている。
博多駅から地下鉄で西鉄天神駅に移動したとき、西鉄天神駅にも同じ店があり、そこでも売られていた。

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ポークハムサンドを買ったのと同じ店で買ったまんじゅう。
3色とも買ってしまった。

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そとは中華まんみたいにふわふわの生地にこしあん。
これはある意味理想的なまんじゅうといえる。
むかし、「マルコ」という主人公のアニメがあって(母を訪ねて三千里ではない)食いしん坊の彼がいちばん好きなのがまんじゅう。うまそうに食べるそのまんじゅうがこれとそっくりなのだ。
3色あると、まずさいしょに犠牲になる?のは白だが、3色とも中身は同じかと思ったら、茶色だけ粒あんだった。

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昼飯は博物館から外に出たところにある休憩施設で。
そこからはこの看板が見える。
九州国立博物館は福岡県立アジア文化交流センターもある。
古代からアジアとの交易の窓口になってきた福岡らしい。

次回 西方紀行伝南国演義
第23話「天満宮中枢」
いざゆかん、民のために!