キノコとトリュフ | 三十九さんの部屋

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ウィークエンド・クッキング24
MUSHROOMS & TRUFFLES
キノコとトリュフ

ISBN4-7897-1224-9 c0076
ソニー・マガジンズ
著者 ジャッキー・ハースト
   リン・ラザフォード
監修者 小宮山勝司
訳者 中川晴子
1995年11月20日 初版第1刷発行
定価 1,500円(税抜き)

著者からもわかるとおり、もともとはヨーロッパの書籍。
ウィークエンド・クッキングシリーズとして、食材や調理別に30冊のシリーズのひとつ。
野生種と栽培品のきのこの種類別の特徴とその調理法が書かれている。
ヨーロッパの書籍なので、向こうでポピュラーなものが取り上げられているが、けっこう日本でもおなじみのものがあるし、中にはこっちでは知られていないまたは普段食用にされないものもある。
最近は食の国際化に伴い、シイタケやキクラゲなどの東洋でポピュラーな種類についても書かれている。こうしたものも今は普通に売られていてある程度認知されているということだろう。
ハラタケの仲間でも、ハラタケ、ツクリタケ(マッシュルーム野生種)、シロオオハラタケ、コモリノカサ、モリハラタケのほかにも日本には産しない種類が載っている。
エノキタケはさすがにもやし状の栽培品は向こうにはないらしく、野生種が掲載されている。

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ササクレヒトヨタケは向こうではポピュラーな食用きのこ。
同時にヒトヨタケ、キララタケも載っている。

シバフタケ、ヒイロチャワンタケ、ニオイベニハツなんかは日本では食べるという話をほとんど聞いたことがない。
栽培品のマッシュルームでも大きさや色によって、「フラット(大)」、「カップ(中)」、「ボタン(小)」、「チェスナット(ブラウン)」などと呼ばれる。
欧州といえば、本のタイトルにもあるように「トリュフ」。
「ピエモンテトリュフ」は白トリュフだが、黒い方でも「サマートリュフ」と「ペリゴールトリュフ」がある。サマーは断面が淡褐色、ペリゴールは断面が黒っぽい。
欧州ではホコリタケのたぐいも好まれるようで、セイヨウオニフスベ(ジャイアントパフボール)、ホコリタケ(スモールパフボール)が載っている。

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後ろの方にはきのこを使ったメニューのレシピが掲載されている。
こんなしゃれた料理を作れたらすごいだろうな。