
タンポタケ(たんぽ茸) Elaphocordyceps capitata
子嚢菌門チャワンタケ亜門フンタマカビ綱ボタンタケ亜綱ボタンタケ目オピオコルディケプス科ハナヤスリタケ属
elaphocordyceps エラポコルディケプス(「elapho(鹿毛色の)」+「cordyceps(棍棒状の頭)」)
capitata カピタタ(頭状の)
以前紹介したヌメリタンポタケに似ている。
同じように、地下生菌のツチダンゴに寄生する。
ツチダンゴからオリーブ色の太い柄が伸びて、球形でオリーブ黒色の丸い頭部がつく。
写真では、わりと明るい色の頭部に黒いつぶつぶみたいなものがあるのが見える。これが子嚢胞子が作られる子嚢殻。
同じようなヌメリタンポタケとのちがいは、このタンポタケが柄が太く、頭部がオリーブ色がかり、ぬめりがないのに対し、ヌメリタンポタケは柄はこんなに太くなく、先端の丸い頭部が黒っぽくてかてかしている。