発掘された日本列島4 | 三十九さんの部屋

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島根県益田市の沖手遺跡・中須遺跡出土品。
11~12世紀、当時繁栄した豪族の益田氏が支配していたという港を通じた交易で手に入れた輸入陶磁器が出土。
鉄絵瑠璃釉大鉢の破片は、中国(元)の陶器。酸化鉄で絵柄を描いて青い釉薬をかけたもの。
下はベトナム(安南)の陶器。

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朝鮮陶器。
白磁、象眼青磁(模様を彫り込んで白や黒の粘土を埋め込んで青磁釉薬をかけたもの)など。

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福岡市博多遺跡群出土品。
博多は古代から海外との窓口として重要な役割を果たしてきた。
そのため、遺跡からは多種多様な海外の輸入品が出土する。
右のすり鉢は国産品。
左の徳利は朝鮮産。

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中国製の白磁皿。全体が白一色のシンプルなもので、底面に染め付けで印だけ描かれている。

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奥が中国青磁の皿。
手前は青花(コバルトで青く絵付けした)小鉢。
江戸時代まで日本ではこうした磁器を作ることができなかったので超高級品だった。

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これらも中国製青花磁器。

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中国の青磁や白磁と、手前は緑釉と青釉の小皿。
底面には模様がスタンプされている。