
カクミノシメジ(角胞子占地) Lyophyllum sykosporum
担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱ハラタケ亜綱ハラタケ目シメジ科シメジ属
lyophyllum リオピルム(ゆるんだひだ)
sykosporum シコスポルム(イチジクの実型胞子)
夏~秋にアカマツなどの針葉樹林地上に発生。単生または束生する。
中型~大型きのこ。
カサは饅頭型から平らに開き、帯褐灰色~暗褐色でわずかに繊維紋があり、縁には細かい粒点がある。
ヒダは白色~灰白色で、柄に対して湾生~やや垂生し、やや密。
傷つくと黒変する。
柄は基部が棍棒状で表面は白色~帯褐色、繊維状で頂部は粉状、傷つくとしだいに黒変する。
柄の内部は最初はやわらかく充実しているが、成熟に伴いやや中空になる。
肉は白色~灰白色、傷つくと黒変する。
2002年9月の信州合宿で採取。
見たとおりホンシメジ型のきのこで、ホンシメジとも同属。
最大の特徴は傷つくと黒変すること。
食用になるが、変色性のためかあまり利用されないという。
似たものに同属の「スミゾメシメジ(L.semitale)」があるが、こちらは根元に白い疎毛があることで区別される。同じように黒変する。
