
一般道路と皇居外苑を区切る石のバリケード。
絶対進入させないという強い意志を感じる。

道路を渡って反対側へ。
同じように芝生敷きの公園が広がるが、こっちは解放されていて、中に入ることができる。
道にはベンチが置かれていてくつろぐことができる。
ここならきのこ探しもできるかも。

公園の中は松が多いが、シイの木なども植えられている。
見ていると、シイの根元は円形に地面がむき出しになっている。
松なんかはそういうことはないが、これはシイ・カシだけに見られる現象。
シイ・カシは根元から天然の除草成分を出しているのではないかという話がある。
実際に他の場所でも、シイ・カシの根元には下草が少ないことが多い。

こちらの公園の中央には楠木正成の銅像がある。
彼は鎌倉時代末期、後醍醐天皇のため、鎌倉幕府と戦い、それが滅んでから、
今度は南北朝の動乱において、後醍醐天皇の南朝のため、足利尊氏や北朝側と戦った。
だから、勤王の武将とされており、そのためこの皇居の近くに建てられたのではないか。

銅像の前にある売店の名前も「くすのき」。

つづく