

ヤマブシタケ(山伏茸) Hericium erinaceum
担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱ベニタケ目サンゴハリタケ科サンゴハリタケ属
hericium ヘリキウム(ハリネズミ)
erinaceum エリナケウム(いが状刺のある)
夏~秋、広葉樹の立木や枯れ木に発生し、白色腐朽を起こす。
全面が長さ1~5cmの針の集合体のようで球形にまとまる。
はじめ白色で淡黄褐色になる。
肉質は柔らかく、大小の穴が散在しスポンジ状。
ときにわずかな苦みがあるものがあるという。
その名称は、学名は針の集合体ということでハリネズミに例え、和名は山伏が衣装に付けている白い毛の丸いぽんぽんのようなものに例えている。
人工栽培され、頭にいい成分が含まれているとして注目された。最近はスーパーでもよく見られる。
以前はサルノコシカケなどとともにヒダナシタケ目に分類されていたが、なんとベニタケ目になった。
写真のものは2001年9月に信州日和田高原にて撮影。
これが人生初にて現時点で唯一の野生ヤマブシタケの遭遇。
このあと新鮮な個体は採取され、その晩のきのこ味噌鍋の具材のひとつになった。歯ごたえは悪くなくあっさりとした味だった。その後特に頭がよくなった覚えはない。
下の写真、最初見たときはなんのきのこかと思ったのだが、なんとこれがヤマブシタケの幼菌。最初はこんな状態なのだ。


最後に追加したのは2011年9月に岐阜県で撮影したもの。