カイメンタケ(海綿茸) Phaeolus schweinitzii
担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱タマチョレイタケ目ツガサルノコシカケ科カイメンタケ属
phaeolus パエオルス(ギリシャ語「Phaios」(淡黒い)より)
schweinitzii スクウェイニッツィイ(アメリカの菌学者L.D.von Schweinitz氏を記念して)
初夏~夏、針葉樹の根元に発生。
しばしば大型になり、短い柄を持つこま型~へら型になる。
これらが多数重なっている。
カサ表面は最初鮮やかな橙色から暗褐色になり、ビロード状~毛羽立つ。
肉は強靱で褐色、繊維質。
子実層托は管孔、帯緑褐色、孔口は1mm程度、多角形でしばしば乱れる。
褐色腐朽を起こす。
京都御苑の松の根元に発生。
こういうきのこはあまり興味がなかったが、みごな株ぶりに撮影した。
一見元気そうな松でも、根元にこれやアズマタケなどが発生していると、腐朽している部分があるということか。
下に転がっている松ぼっくりはわざと置いたわけではない。
2013年9月20日追加
子実体は1年生で、7月くらいに発生しはじめる。最初はオレンジ色の塊で、これが成長するとカサが発達する。
2013年10月9日追加
カサの裏側のようす2012年6月、京都市内で撮影