クシノハシワタケ | 三十九さんの部屋

三十九さんの部屋

いざゆかん!民のために!

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3


クシノハシワタケ(櫛歯皺茸) Lopharia cinerascens

担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱タマチョレイタケ目タマチョレイタケ科クシノハシワタケ属
lopharia ロパリア(鶏冠のような)
cinerascens キネラスケンス(灰色になる)

きのこには見えないシリーズ。
夏~秋に広葉樹枯れ枝上に発生。
背着生で枯れ枝の地面に接する側に不定型に広がる。
周辺部がめくれあがることもなくべったりと平面的になり、円形を基本としながらそれがいくつもあわさるうちに全体が不定型になる。
表面は灰白色~黄褐色で、表面に歯牙状~管孔状の子実層托が広がる。
孔口は多角形。
かつてはウロコタケ科に属していた。

2004年発行の「北陸のきのこ図鑑」では種小名が「mirabilisミラビリス(すばらしい)」だったが、2006年発行の「フィールドブックスきのこ(改訂版)」では「cinerascens」となっている。
mirabilisは1895年の記載、cinerascensは1956年の記載。おそらく、最近になってからmirabilisのシノニム(同じものにつけられた複数の別の学名)だったcinerascensが正式に種小名として採用されたのだろう。