キヒラタケ | 三十九さんの部屋

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キヒラタケ(黄平茸) Phyllotopsis nidulans

担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱ハラタケ亜綱ハラタケ目フサタケ科キヒラタケ属
phyllotopsis ピロトプシス(ギリシャ語「葉」+「類似」)
nidulans ニドゥランス(巣のような、巣くっている)

秋に広葉樹や針葉樹の枯れ木や倒木に発生。
いくつも重なるように発生する。
カサは半円形で縁が内側に巻く。
表面は粗い毛に覆われ、鮮黄色~橙黄色、乾くと淡色になる。
ヒダは橙黄色、やや密。
柄はなく、カサの横や一部で木材についている。
肉には不快臭があり、肉質も強靱で食用にならない。

かつてはヒラタケ科に属し、きのこ図鑑ではたいてい一番最初に掲載されている。
「ヒラタケ」とはつくものの、ヒラタケ属のヒラタケとはちがう。
写真のものは、ナラ枯れで切り倒されたコナラの丸太に発生していた。
やや水分を失っているのか、カサは白っぽくなっていた。
これも分子系統により、いまやフサタケ科になっている。
2012年5月5日修正:「増補改訂新版日本のきのこ」の記述に従い、フサタケ科に修正した。

あるきのこが最新の分類では現時点でどうなっているのかを調べる方法のひとつに、「index fungorm」というサイトを見る方法がある。
このサイトでは種や属名などで検索することができ、ある種のきのこではその学名がどう遷移したか、むかしの原記載の誌面画像などを見ることができる。
種名(学名)で検索し、表示された検索結果のページでさらに種名をクリックすると、その種についてのデータが表示される。そこでは現時点での最新の所属が示されている。
ただ、このサイトは英語なので、英訳するなどしないと、英語がわからない身では内容をすべて理解できない。
分類体系は左から、科、目、綱(亜綱)、亜門、門、界と書かれているので、それぞれの英語での表記がわかれば、それがなにを指しているのか知ることができる。

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キヒラタケの表と裏