ヒトクチタケ | 三十九さんの部屋

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ヒトクチタケ(一口茸) Cryptoporus volvatus

担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱タマチョレイタケ目タマチョレイタケ科ヒトクチタケ属
cryptoporus クリプトポルス(隠れた孔)
volvatus ウォルウァトゥス(口、孔)

枯れた松の木から発生。特に枯れて1年以内と新しいもの。
大きさはおおむね2~3cmくらい。
最初はつややかな茶褐色の丸い玉状に発生し、
やがて上半分がつやのある茶褐色、下半分がつや消しの類白色にわかれた栗かハマグリ型になる。
ある程度成長すると、下の類白色の部分に穴が開いて、内部の管孔がある子実層があらわれる。
ここから胞子を飛ばすわけだが、そのようすはまさに語源となったとおりの姿。
さらにその色つやはまるで栗饅頭のよう。でも食べられない。
干し魚のようなにおいがする。

枯れた松、特に松食い虫にやられて枯れたような幹から出てくる。
しかも、虫が開けた穴から発生するといい、松食い虫によって内部に運ばれた胞子によって繁殖するのかもしれない。