
ツヤウチワタケ(艶団扇茸) Microporus vernicipes
担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱タマチョレイタケ目タマチョレイタケ科ウチワタケ属
microporus ミクロポルス(小さい孔)
vernicipes ウェルニキペス(+脚?)
夏~秋に広葉樹(主にシイ・コナラなど)の落ち枝上に発生。
カサの横の方に柄がつく。
カサの直径は大きくて5~6cm程度、腎臓型又は円形で縁は少し波打つ又は切れ込みあり。
表面は黄褐色や黄白色、栗褐色などの環紋を表し、平滑で光沢がある。
カサ裏の子実層は黄白色で微細な管孔。
細い円柱状の柄も同色。
写真のものは京都御苑にて、シイ・マテバシイが茂る場所の落ち枝に発生。
その周辺、樹木表面にいくつもある黒いつぶつぶみたいなものは子嚢菌のクロコブタケ。
京都御苑は人工的に作られた森林とはいえ、常緑広葉樹(シイ・カシ・ツバキ等)、落葉広葉樹(コナラ、ケヤキ、イチョウ等)、針葉樹(アカマツ・黒松・モミ等)と多彩な樹木が植えられ、それぞれの環境に生息する多様な菌類を見ることができる。