ミュージカル薄桜鬼山南敬助篇大阪公演感想其の四 | りんりんのブログ

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輝馬さん34歳おめでとう!

 

※⑬1人になって暗闇の中をキョロキョロ見回す千鶴。

下手側まで行くと後ろから口を塞がれる

「動かないでください!危害を加える気はありません」

千鶴が頷いて落ち着いたのを確認すると、口から手を離して

姿を見せる。

「山南さん!ここで何をしているんですか…?」

「勝手に姿を消したことは謝ります

…ですがまさかあなたが隊を離れて私を探しに来るとは…」

千鶴が山南さんの背中に縋る…キュン

「…あなたに…どうしても直接話を聞きたかったんです」

「…君がそんなだから、私の中に迷いと苦しみが生まれる…

…本当は君がここに来なければ、話は簡単だったというのに…」

「どういう…意味ですか?」

 

「ご苦労だったね山南君」

「父様!薫!」

「…ずいぶん怖い顔するじゃないか

それが親と兄にする顔かい?」

現れた2人に警戒すると

「…逃げる必要はありませんよ雪村君。

せっかくの親子の再会なのですから」

淡々と感情のない言葉で千鶴に背を向け言う山南さん

「山南さん?どういう…」

「そいつはね、こちら側についたんだよ

お前が来るようなら、そのまま売り渡すってね」

「…勝手なこと言わないで!!

山南さんがそんなことをするはずがない!!

…山南さんは新選組の一員ですよね」

すると山南さんはやっと千鶴に目を合わせて言う

「ええ。その通りです。今でもそう思っています」

そしてまた千鶴から顔を逸らして

「…ですが残念なことに

新選組はそうは思ってくれなかったようです。

もはや新選組に羅刹の居場所はありません」

「それでは山南君。ここで聴かせてくれ

君は羅刹隊共々、私たちの側につくのかね?」

「ええ…こうなった以上仕方がありません」

「どうしてですか…山南さんどうして!!」

山南さんの元に駆けつけようとすると薫に捕まり

「”兄妹”仲良く暮らそうじゃないか」

「いや!離して!」

薫の手を振りほどいて追いかけてくる薫を防いだのは…

「大丈夫か?千鶴」

いや平助!!来てくれるの知ってたけどかっこ良すぎるよ!ヒーローかよ!

「まさか君が来るとは思いませんでしたよ、藤堂君」

「土方さんからの命令だよ。もしもの時に備えろってな」

綱道さんを睨みつける平助、たじろぐ綱道さん

「そしたら案の定これだ、土方さんの予感が当たらないことを祈ってたんだがな」

「なるほど…土方君はそこまで私を疑っていたのですか」

山南さんは剣を抜き、平助に向ける

♪~

「藤堂君。最後に1つ聴かせてください

私とともに羅刹の未来に賭けてみる気はありませんか?」

平助は首を少し横に振ると同時にニヒルな笑顔を山南さんに向ける

2人の剣が交錯する…!!

 

真実に手が届く この身体を_

羅刹を人へ これは生きていくことに_等しい_

 

今は人生の おまけみたいなもんだ

欲はかくなよ オレたちはもう 死んでるんだ!

 

羅刹の未来を望む山南さんと、羅刹の身体を受け入れ未来を諦めて今を生きようとする平助。

いつもの皮肉げな山南さんと、ポジティブなことを言う平助が

逆になってて切ない…!

山南さんと平助が睨み合い、距離を取る

 

あなたにも居場所が生まれる__

ここはオレの居場所じゃない__

 

ここの曲の盛り上がりが最高に高ぶります!

 

この目で見届けたい_闇を抜けた先へ_

この手で勝ち取りたい! オレたちの生きた道へ!

 

圧された山南さんが体勢を崩した隙に突っ込む平助、それを逃さず平助の刃をもう片方の手で受け止め

山南さんの刃が迫る!平助もそれを刀を持っていない方で受け止める!!

羅刹の2人だからこそ出来る戦闘!!熱い!!

 

「それが居場所だと__!」

「それが居場所だと__!」

 

山南さんの腹パン食らって後ろに反る平助

「平助君後ろ!!」

平助の後ろには綱道さんの羅刹が!山南さんに警戒しながらも羅刹斬っていく平助

「邪魔すんな!!」

羅刹は斬ったがその隙に山南さんの刃が迫る…!

「詰めが甘いですよ藤堂君」

「ちっくしょ!」

山南さんの刀が平助の胸を貫く…

「…遅い。せめてもの手向けです”仲間”の手で引導を渡してあげましょう

一気に抜いて袈裟切りにする山南さん…平助は消えていく…

「平助君!!平助君…!!」

平助が斬られたのを目の前で見て崩れ落ちる千鶴…

「ハハハ、素晴らしい。羅刹の研究のためなら、かつての仲間さえ容赦なく斬りつけるか…

君は私の右腕にふさわしいよ。山南君」

千鶴は羅刹に連れられ、前に連れて行かれる

「平助君…」

絶望に染まり、表情が消えた千鶴。

その顔を見ようと千鶴の顔を覗き込む薫…

ゾッとしない…

 

※⑭ピチャン……ピチャン…

滴の落ちる音が響くほどの静けさ。おそらく羅刹の巣と化した白河城。上から屋根も降りてきます

「平助君は…どうしたんですか…」

心ここにあらずの声で後ろにいる山南さんに話しかける

「目の前で見たでしょう。藤堂君が私に斬られ倒れる姿を」

その言葉に立ち上がって声を張り上げる千鶴

「どうしてそんなに淡々と言えるんですか!大切な仲間を自分の手で斬ったというのに!!!」

「”かつての仲間の”間違いでしょう?」

またあの時のように千鶴に顔を背け、そういう山南さん。

「千鶴の様子はどうかね?」

おかげさんで最高に気分が悪いよ綱道さん

千鶴は綱道さんに顔を背けると、薫が太刀を抜いて千鶴に向ける

「さっさと素直になった方がいいよ?じゃないと…痛い目に遭わせなきゃいけなくなるじゃないか」

「やめなさい薫君、千鶴は私たちにとって大事な”身体”なのだよ」

「…冗談に決まってるでしょ?大事な…『妹』なんだからね」

その顔は妹に向ける顔じゃねぇよ…

薫と山南さんはスロープの端にそれぞれ座る

「父様は…私捕まえてどうするつもりなの?」

「この国を羅刹の国に変えるのだよ

私はあの奇跡の霊薬を日の本にばら撒き、人々を羅刹に変えるのだ

私は長年の研究の末に、変若水の培養には鬼の血が適していると解ったのだよ

純血の女鬼であるお前は、私の願いを体現した存在なのだよ」

綱道さんの計画に心底興味無さそうに頬杖を付いて待っている山南さんと

綱道さんの言葉を聴いて睨みつける薫。

「いや…そんな恐ろしいこと…!!絶対に協力なんてしない!!」

「…娘から血を搾り羅刹を量産ですか…親のすることとは思えませんね」

皮肉げに言う山南さんの言葉に笑い声をあげる薫

「ハッハハハッ何を今更…実の親じゃないんだから当然じゃないか」

「え…?」

薫は立ち上がって千鶴の前に来て

「この人は俺たちを本家から誘拐した偽の親」

薫は太刀を床に突いて千鶴を通せんぼして

「つまり…お前はそんな誘拐犯を父様と慕ってたわけだ」

千鶴の頬を軽く叩いてシニカルな顔を向ける

「たとえ血が繋がっていなくとも、私がお前を育てたことに変わりはない!

千鶴…お前は良い子だから、父様の計画に協力してくれるだろ?」

アンタ…今混乱するワードオンパレードなのに交渉なんて出来るはずないでしょうが

「嫌です…正気の沙汰とは思えない…!

羅刹の国なんて!

そんなの地獄と変わらないでしょう!!

千鶴の言葉を聞いて鼻で笑うと

「聞いたかね?山南君。羅刹の国は地獄だそうだよ

ではその羅刹の山南君に、説得してもらうとしよう…」

そう言って千鶴と山南さんだけになる…

「山南さんは父様の計画に賛成なのですか?」

「賛成…」

千鶴に一瞬顔を向けて言うがすぐ逸らしてしまう

「…と答えたらどうします?」

「…それはないと思います

山南さんは人一倍優しい人だから。自分の苦しみを他人に押しつけて、悦に入る人ではありません」

その言葉を聞いて山南さんは立ち上がって千鶴から距離を置く

「…お願いです…聴かせてください。その言葉を聴いてから、私はあなたを見定めたい」

一呼吸置いて山南さんは自分の首元の布を引き抜き

「羅刹を生き長らえさせるため…」

襟元を引っ張り左胸と肩にかけて入っている”ヒビ”を見せる

「そして彼らを再び人に戻すためです…」

まさかこのシーンをしてくれるとは…驚きました…

「このヒビは?」

「君も見たでしょう…力を使い果たした羅刹が崩れる様を。…私の推察が正しければ…それの前兆です」

「そんな…」

「私は多くのものを羅刹に変えていきました、その彼らを残して

私だけ先に朽ちていく訳にはいかなかったのです。…ですが全ては無意味になりつつあります」

「どういうことですか?」

「ここ数日の研究でハッキリしました。

一度羅刹と化したものが人に戻ることは”絶対にありえない”…だそうです

…新選組を裏切り、仲間を斬り殺した結果がこれとは…神仏は人の行いをよく見ているようですね」

泣きそうな消え入りそうな笑顔で、声で、千鶴に言う山南さん…

「…そんな悲しい顔しないでください…」

♪~

千鶴は山南さんの頬に手を添える

「貴方はまだ…生きています!」

「…だから言っているでしょう。もうじき私の身体は崩れて」

千鶴の手を下ろさせながら言う山南さんの言葉を遮り、今度は両手で頬を包み込むように手を添える

「でも今は!…まだ生きています…違いますか?」

千鶴の両手を下ろさせながら…

 

消した1つの ありえないもの__

いつ消えるか_解らない この影で_

共に願ってしまったもの__

 

千鶴はしゃがんで手を床につけて

 

ありえるものとそう思い 旅を続け__

巡り会えたと それが夢だと_

教えてくれました__

 

『何者であるか 答えを知らない__』

『何者であるか 答えを知らない__』

 

冒頭と同じ背中を向けながら2歩後ろに下がって合わせる2人…

 

それでもいい 旅をしたいから__

誰も知らない 影を追いかけながら__

 

千鶴は山南さんを抱きしめる

 

何者であるか__君だけは解る__

 

そのぬくもりに導かれたかの様に、ぎこちない動きで千鶴の背中に手を…

 

私も…貴方を…

 

ハッと気づいたかのように自分から千鶴を引き剥がす山南さん…

「目を覚ましなさい…!」

「目が覚めなくても構いません…今度こそ信じます山南さんの信じる道に私も連れてってください」

2人がゆっくり立ち位置を変える…

「もう私を置いていかないで…」

山南さんの胸に縋り付いてお願いする千鶴…

「1人にしないでください…」

山南さんは片腕で千鶴の肩を押し、もう片方で腰を支え、千鶴が見上げる状態にする…!!

山南さんは切なげな顔をしながらも腹を決めたような声で

「さぁ…覚悟はいいですか?」

「覚悟って…あの」

驚きで戸惑いを隠せない状態の千鶴に…

「口を塞がれる覚悟です」

♫~

千鶴の顎を少し傾け、唇を合わせる…!!

千鶴は一度力が抜けたのか手を下ろすも、その後しっかりと山南さんの胸を握りしめる

 

共に__歩むというなら_ 

 

千鶴の唇から離れるともう一度抱きしめる 

 

命_賭けて!

 

信じていますから_血を 貴方の影を追いたいから

 

山南さんの両手を握りしめ愛おしそうに頬にすり寄せる

 

守るため_ひとつに__

貴方の居場所に_なりたいから__

 

千鶴は左手を小太刀で斬ると小太刀をその場で落とし、血が滴るその手を山南さんに捧げる…

キスシーンからの供血…!!これは美しすぎて涙を流さずには居られませんでした…!!

 

※⑮上手側の観客用通路から来る薫。

「何しに来たの?薫

父様の計画に協力しろって話なら、私は絶対に賛成しないから」

「まったく…まだあいつのことを父と呼んでるのか

いい加減目を覚ましたらどうだい?」

「薫は父様の計画に協力してるんじゃないの?」

「…まぁ一応わね。でも子どもの時に裏切られたから

あいつのことは信用してないんだ

そんな話より、面白い物が見られるよ」

「面白い物?」

「攻めてきたんだよ…終わりかけの新選組が!」

千鶴は息を飲んで走って行く。薫は刀を抜いてはける

 

「新選組もしぶといものだ。心配いらないよ」

千鶴が山南さんの元にやってくる

「山南君。君にも番犬として働いてもらうよ」

「…私はこの城の番犬ということですか」

綱道さんは千鶴を部屋に出さないように指示すると羅刹たちを出して

「さあ行きなさい!羅刹の国にするため、新選組を殺すのです!」

「父様!!」

「行きましょう、雪村君」

山南さんは千鶴の手首を掴んで連れて行く

 

土方さんと一君が羅刹たちを斬っていく、かっこいい!!

もう出てこないんじゃって思って不安だった~!!

「斎藤先に行け!」

「しかし!」

「原田と手分けして雪村を探せ!ここは俺がやる」

言ってみたい台詞サラッと!!そして千鶴のこと案じてる!イケメン!!

一君を先に行かせて1人で大勢の羅刹を斬っていくが、後ろから斬られ、3人の刀を1人で受け止めたとき

「退け!」

下手側の通路から来て土方さんを助けた(?)のは…

「何でてめぇがここに来る!」

「紛い物を生み出した貴様らの末路を見届けなくてはならんからな」

後ろから来た羅刹の攻撃を受け止めながら土方さんは

「鬼に言われるまでもねぇ、これは新選組の問題だ!」

そして2人は囲まれ、互いに背中合わせになる

「貴様らは散りゆく定めにある」

「新選組が理想とする武士の道は…険しいんでな」

この状況なのにどこか楽しそうに口角を上げてそういう2人

♪~

愚かに生き急ぎ 花のように 

散りゆく者達よ

所詮は徒花 咲いても実を結ばずに 

散る花よ

 

それが散っていった仲間のことならば

すべて背負って生きてやる_!

駆け抜けた あの笑顔達に 貫け誠に_なることを__

 

ただ一度の時 次の日に相まみえる 

その_時まで

桜散りゆくその日まで あえて時代の

 鬼となれ__

 

変わらないものを信じ 

この左で降り続けていく

 

歴史の狭間に消えようとも 

見届けるその思いを_

 

この桜のように_

 

くたばるその時まで 人であれ 

あいつがそうだった  大嫌いだがな

 

そいつが誰か知らねえが 

俺には俺の誠がある それと友だ

 

クソ食らえだが 楽しんでやる__!

 

ただ一度の時 次の日に相みえる 

その_時まで

桜散りゆくその日まで あえて時代の 

鬼となれ__

 

 土方さんと風間の刀が交える

 

徒花から_ 風花へ_

最後の_  雪となれ__

 

この後かっこいいんですよ、羅刹を全員斬ったから残った

土方さんと風間が互いに次の標的を見つけたと言わんばかりに

近づくからまた一戦するのかと思えば、

互いの後ろから襲いかかろうとしてる羅刹を斬るし、

その後2人で後ろに横に並んではけるんですよ!

口では上手く説明できないんですけど顔がヤバいです!

 

「なんと…なんと言うことだ…山南君!」

羅刹たちの亡骸たちを見て狼狽する綱道さん、新選組ならこうしてくれると最初から解っていたのか冷静に返す山南さん。

「私が謀ったことではありませんよ」

「土方さん…」

「江戸に置いてきたのが間違いだった。

そうすればこの子も新選組に関わるなど、無駄なことをせずに

済んだというのに!」

「…どんな思いで雪村君があなたを探していたか…

…解っていましたか!!」

ここで初めて綱道さんの発言に声を張り上げる山南さん…

「いいんです…山南さん、あなたも無駄なことだと思いますか?

あなたと…皆さんと一緒に過ごした日々を…」

「どうしたというのだ!山南君!君の身体は君1人の身体では無い、他の隊士達の命も預かっているのだろう?ならば手段はたった1つだけだ!」

千秋楽前では直前まで迷っているような山南さんも素敵です。

「ええ_そうですね」

そういうと山南さんは綱道さんの背後に回り、剣を抜くと

綱道さんの背中を斬りつける!

千鶴は解っていたのか後ろで綱道さんが叫び声を上げても振り返りもしない。

「どういうつもりだ、山南君!私を裏切るのか!?」

「裏切るも何も、あなたも最初から私を信用していなかったはず」

「私は羅刹を治療する方法を知っているんだぞ!」

「羅刹を人に戻すことは不可能!それが解った以上

ここに留まる理由も無い」

山南さんは千鶴が自分の後ろに来たことを確認するように振り返った後

♪~

受け入れた暗闇を 解き放って

欠けていった心たち 拾い集めて 託す

 

倒れていた羅刹が立ち上がって踊り、山南さんはターンで回し切り!かっこいい!!

 

その呪われた身体 抱えたまま 孤独だけが残りゆく

それでも君は__

 

「死ねるというのか!」

襲いかかってくる羅刹を斬る山南さん。

 

孤独ではない 死者となりても 

明日を望む夢

添い遂げていき 守り続ける 旅路 望む旗

 

綱道さんの誘いに乗らずに、愛する人のために戦うことを決めた

覚悟の目を見せる山南さん。

「自分が生きたいために新選組を裏切り、仲間を斬ったのは誰だ!

ハッ!藤堂君も地獄で浮かばれまい!今更善人ぶろうなど」

 

「誰が地獄に居るって?」

 

千鶴の後ろに現れたのは…

「勝手に死人扱いすんなよ!」

あまりの驚きに千鶴は腰が抜けたように座る。

「平助君!!」

「待たせたな!千鶴」

「どうして…?」

「別に幽霊って訳じゃねぇよ、ほらちゃんと足も付いてんだろ」

その幽霊足付いてない考え、新八と同じだなw

「全部君の仕業か、山南君」

「ええ。藤堂君には私に斬られた芝居をしてもらいました。

仲間を斬り殺したとなれば、さすがに警戒も緩むと思いましたから」

それ聴いて山南さんのところに移動して山南さんと背中合わせになる

「よく言うぜ山南さん。あん時ホントに斬ってきたろ?」

「私は最初から信じていましたから、昔からの仲間でしょう?」

このシーン大好きです!!

ここ千秋楽だけ「あん時ホントに斬ってきたろ?」で

山南さんのお尻を叩くんですよ。それで山南さんも「私は最初から(パチンッ)信じていましたから」って平助のお尻を叩く。

もうこれ山南さんと平助というより、輝馬さんと裕太君の絆も見え隠れしてるなって笑ったし感動しました。

♪~

共に歩いたからこそ 走ったからこそ 

解ることがある_生きることを駆け抜けた_それが居場所だ

誰にも影を踏ませやしない

朝日を浴びても消えはしない_!あの旗があるから__!

朝日を浴びても消えはしない_!あの旗があるから__!

 

「なるほどよく解った、見込みがあると思ったが

君も所詮は人を捨てきれぬ半端者ということか」

綱道さんが指を鳴らすと羅刹達が出てくる

「どうかね?いかに君たちの腕がたつと言っても

この数の差は敵うまい」

「さぁ?それはどうでしょう?」

「やれ!」

襲いかかる羅刹だが、その羅刹のうちの3人は仲間のはずの羅刹を斬りつける

「何故私の忠実な羅刹達が同士討ちを!?」

「私が連れてきた隊士達を部隊に入れたのが

あなたの敗因です!」

 

「山南総長の言うとおりだ!」

「俺たちは羅刹となっても新選組として誇りをもって戦ってきた!」

「この羅刹の苦しみ、血への渇き俺たちだけで十分だ!!!」

 

孤独では無い_

死者となりても 誠に賭けた夢!

人として死に それでも残る 明日を託す旗_!

 

ここの山南さんの表情がいいんです!

人に戻る方法もなく羅刹の身のままでいるしかないのに

自分と同じ道を選んでくれた羅刹隊士に対しての感謝や罪悪感のこもってそうな目がいいんです。

 

明日を  望む… 夢___

え___ッ!!!!

 

数人の羅刹に斬りつけられて膝を付きそうになっても

ライトで照らされてる千鶴や平助のことを思い出したのか

生命力にあふれる叫び声をあげる!

ここの叫びが全身を共鳴させました。

「おのれ!」

「降伏してください」

「ようやく手が届いた私の夢を…

ふざけるな!認められるものか!斯くなる上は私自ら…」

綱道さんの懐から出したのは

「変若水!」

「やめて父様!」

「…そこまでだよ。綱道おじさん」

千鶴が止める前に綱道さんの後ろから刺したのは…薫

「父様ぁ!」

「どういうつもりですか南雲君!」

平助は千鶴の背中を摩り、山南さんは薫への警戒を強める

「ねぇおじさん…おじさんは俺に雪村家頭領の座をくれてやるって言ったよね?」

薫は刀を引き抜くとさらに斬る

「いやあ!!」

千鶴が叫ぶのも気にせず、綱道さんはその場に崩れ落ちる

「だから…自分に付いてこいって。

手足となって行動してくれって…。」

それまで笑顔だった薫の顔が崩れていく

「何が今更付いてこいだよ!!

…子どもの時は、千鶴の方を選んで

俺を南雲家に引き取らせたくせに!!」

憎しみを込めて綱道さんをさらに突き刺す

それを見て身構える3人

♪~

「俺が本当に欲しかったものは、頭領の座なんてそんな代物じゃない…」

突き刺した刀を抜いて千鶴に切っ先を向ける

「千鶴…お前の大事なものを全て壊すことさ!!」

 

願いは一つだけ もう一つの羽 

見つけ 共に 羽ばたくこと_絶望を_教えてやるよ

羽を休め 人と生きることを 選んだ罪

 

そう歌い千鶴を指さす薫。

山南さんが前に出ようとする動きを千鶴が制して薫の前に出る。

千鶴の行動に心配そうに顔を見合わせる平助と山南さん

 

私を狙えば良い 自らの意思で 

ここで歩く事を選んだ

絶望を選びはしない羽は共に 

人と生きる事を選んだ1人

 

自分の首に刀が当たっても意思の揺るがない目を薫に向け

両手で薫の刀を掴む千鶴…強い!!

薫は刀を引き抜く!

 

地獄の日々を お前は知らない!

愛されることも 選ばれなかった性を!

 

平助が薫の刃を受け止めるも、薫が裏拳で平助の顎を殴る

山南さんが平助の無事を確認している間に薫は千鶴を傷つける

 

鬼となり苦しめてやる 

それが俺の居場所だ_!

理解もされずただ地獄こそが 

俺の居場所だ!!

 

叫び声を上げて山南さんたちに斬りかかる薫

「千鶴!!」

それが千鶴に襲いかかりそうになったとき、千鶴を守るように

刀を突き刺す山南さんと平助。そして薫の足を掴む綱道さん…

曲の終わりとともに山南さんたちが刀を抜くと

「どうして…?」

悲しそうな顔と声で千鶴に問いかけると、千鶴の腕の中に倒れる薫…

優しく抱き留め床に寝かせると、千鶴は綱道さんのところへ

「父様…どうして…?」

血も繋がってなくて、千鶴のことを羅刹の国の実現の道具にしか思っていなかった綱道さんに問いかける。

「どうしてだろうね…娘が殺されそうになっていると思ったら

身体が勝手に動いたようだ…山南君!羅刹の発作を抑えたいなら

鉄の取れる地の水を飲みなさい。私が知っているのはそのくらいだ。もっと知りたければ羅刹の源である西欧の鬼を訪ねるといい」

♪~

あなたの優しい指は 変わりはしない_

お願いだから 生きていて欲しい_

 

雨の音がして皆上を見上げると、綱道さんは少しだけ歩いて

山南さんに目を向ける。山南さんは何故そんな目を向けるのか不思議そうな表情…

まるで娘を託すかのように…

 

鬼雨の中で お前は出会ったんだ その人と二人

いつか虹を架けるまで 歩き続けなさい…

 

そして上を見上げる形で倒れる綱道さん…

「父様…」

 

さあ 羽を広げて____

 

千鶴は綱道さんの手を握り

「父様…ありがとう…」

そして薫の手を取り握りしめ、暗転する

 

※⑯千鶴は二人の死を偲んでいるのか折り鶴をもって遠くを見る

「オレはこれから羅刹隊を連れて皆と合流するよ」

「追い詰められた幕府にとって、

一人でも多くの戦力が必要なのは明白…ならば私も」

「山南さんにはやることがあるだろ?…俺たち羅刹を

人に戻せる薬を見つけてもらわなきゃ」

「しかし…」

「時間とか、どうでもいいんだ。俺たち羅刹の希望なんだよ」

「ええ…きっと見つけて見せますよ」

「平助君。ありがとう…」

「土方君によろしく伝えてください…結局彼には疑われたままお別れとなってしまいましたから」

「いや?土方さんは端っから本気で山南さんのことを疑ってなかったよ。

土方さんが出撃を禁じたのは本気で山南さんのことが心配だったからだったと思う。

そもそもあの人が裏切ったんだって思ったら、その場で斬り捨ててるって」

「…そうですね」

「んじゃオレそろそろ行くよ。二人とも…元気でな」

「平助君も、新選組の皆も…ご武運を」

それを聴いて切なさも含めた笑顔を一瞬向けて本当に去って行く平助…

「あの時の私は自分のことで精一杯で…土方君の気持ちに気づくことが出来ませんでした。

土方君は私を守ろうとしてくれた…

新選組はやはり私の居場所なんですね…」

きっと山南さんの目にはこの時、試衛館で皆と出会い、武士を夢見て、共に歩み、共に笑った皆の姿が映ったんだと思いました。

その皆に静かに心の中でお別れを言ったかのようで、少し目をそらし

新しく選んだ道に目を向ける。

 

「行きましょう…千鶴」

 

♪~

『今影』と同じ曲が流れる

「ここからは、私たち”だけ”で歩む道です」

「はい!たとえ地の果てまでも、ずっとお側に」

しばし見つめ合うと山南さんは千鶴が持っている折り鶴を取り

両手に乗せる(他の講演では片手で乗せてたときもありました)…

雨に濡れても休まなかった羽が、やっと居場所を見つけたように…

 

あなたのぬくもり 探してた 

鏡に写らぬ姿を纏った志は すべてがあなたの優しさ

 

いつか歩いた虹の先に 共に夢見た 影なき彼らに

微笑み照らし出す 朝日の様な光を

 

日の光に当たることがない羅刹たちが光照らされて

苦しみも渇きもないような、仲間と一緒に笑い合う姿が浮かぶ・・

 

居場所は命 互い夢傘となりて

いつか_この雨の  先には_虹が架かると__

 

照明が七色の光を放ち、スロープに光で出来た道が出てくる…

 

信じ続けて 歩く_

 

二人がその道を歩くと、上下側から新選組の皆が現れる

桜の花びらが舞い落ちる…

千鶴が少し足を止めて振り返ると山南さんも気づいて戻ってくれる

 

この足跡は_  二人の__

 

新選組の皆が手に落ちたものに気づいて曲の盛り上がりと共に

上を見上げる…

 

居場所___

 

山南さんと千鶴が行くと、それを見守るように皆が見届ける…

皆が正面を振り返った時と同時に暗くなっていって幕を閉じる…

 

降り続ける雨を振り抜いて、互いの居場所を知った

朝日を浴びて、虹が架かるその日を信じて…

 

感想まとめ

⑬洋装になって手袋するようになってから山南さん千鶴に触れる機会増えましたね。

こんなところを1人で山南さんを探す千鶴強すぎませんか?

山南さん嬉しい反面複雑だろうな…

ゲーム初見で見たときは「山南さん嘘だよね!?」って思いましたよ、だって山南さん前科あるからw平助ルートでw

「せっかくの親子の対面なのですから」「ええ、こうなった以上仕方がありません」って言ったとき、嘘を吐いてることに罪悪感を感じてるのか千鶴に目を合わせてなかった気がします。

それに対して「新選組の味方ですよね?」って千鶴の問いかけに対して、きちんと目を合わせて「そのとおりです」と言ってる辺り、本当に新選組を信じているように感じました。

ここで平助出てくるとか王子様かよ!!よっ!待ってました準主人公!!

山南さんの誘いに迷い無くニヤリとして首振って、剣を振るう平助はかっこいいです。

ここの歌、山南さんが羅刹に対して前向きに、平助は後ろ向きに言ってるのが何か悲しかったです。

平助ルートとは違ってどこか安心して見られました。

「”仲間”の手で引導を渡してあげます」

これはまだ”新選組の仲間ですよ”ってのをほのめかしてたのかも?それに気づいた平助が乗ってくれたんだとしたら熱いですね

千秋楽の千鶴のかすれた叫びは今まで以上に切なさを出してました。

薫がここで千鶴の泣き顔を覗き込んでるのがゾッとしましたね。

 

⑭すぐに場面切り替わって白河城になりますけど

物語の中ではあれから数日経っているはずなので

もう山南さんが羅刹の研究で”人に戻ることはありえない”と証明された後だからか、先ほどのシーンよりどこか意気消沈としている山南さんな気がします。

綱道さんが「私の夢を体現した存在」って言った時、千秋楽の薫がギロっと綱道さんを睨んでて

「(じゃあ俺はその存在になれなかったから引き取らせたってことか…)」と言っているような気がしました。

「親のすることとは思えませんね」って山南さんが心底どうでもいい感じで頬杖付いて言ってるのが好きです。薫から実の親じゃないんだからとバラされても特に驚かない辺り、薄々感づいてたんだなぁ。

千鶴が「それは地獄と変わらないでしょう!」って言った時、薫が自身を抱きしめるように外套をギュッと握って

まるで薫が味わった”地獄の日々”を思い出して恐怖を抑えているようでした。これがきっと後に薫が歌う「地獄の日々を~お前は知らない」に繋がるんでしょうね…

山南さんと二人きりになっての会話…「賛成」と答えながらもどこか本心からの言葉じゃない表情がいい…

 

そしてあの左胸のヒビを見せるシーン!!まさか薄ミュでやってくれるなんて!!ゲームでスチルとして出てきてますし、出てこなかったらちょっと文句言っちゃいますけど。ありがとうございます!!

 

あと「羅刹を生きながらえさせるため、そして彼らを再び人に戻すためです」って台詞!

これ去年の斎藤一篇で平助の剣を綱道さんから庇って倒れた後に言っていた台詞ですね!!まさかそれがここで…ここで初めて使われた時に、「(あ、そういえばあの台詞山南ルートで使われてた台詞じゃん!)」って1人で興奮してましたね。

「神仏は人の行いをよく見ているようですね」

この台詞を言ってる時の山南さんの表情が本当に良い…!

そんな山南さんの頬を包んで説得する千鶴の包容力がキュッとします。

抱きしめる山南さんが今まで1人でどれだけの痛みと重みを背負ってたんだろうって思うと胸が痛みます…

今作品で一番ドキドキしたシーンでした。

「覚悟はいいですか?…口を塞がれる覚悟です」

本当ならこの台詞の前に

「それ以上いうなら無理矢理にでも口を塞がらなければなりません」的なこと言ってるんですけど

いきなり口を塞がれるようにキスをするからドキッとさが増しましたねwそんなキスからの供血!互いに相手の全てを受け入れる覚悟を以ての供血でとても美しくて涙が出ました…

YouTubeのコメで誰かが言ってましたけど

今までこの供血シーンに入る前は皆、吸血衝動に苦しんで申し訳なさそうに千鶴の血を頂いてばかりだったけど…

山南さんとの供血は2人の居場所を作る契りとしてやってるのがエモいと言ってて

もの凄く納得と共感を感じました!!

 

⑮ゲームでは薫の「面白い物」はお千ちゃんと君菊さんが捕まってるところなんですけど

舞台では近藤さんのシーンから出てこなかった新選組の皆を出してくれるというかっこいい展開で胸躍りました。

「原田と手分けして雪村を探せ。ここは俺がやる」の土方さんかっこ良すぎ!!っていうかここに千鶴がいるってこと知ってるてことは左之兄貴喋ったんだね!ありがとう!そして自分も大変な時に千鶴のこと案じてる久保秀副長最高です!

「なんでてめえがここにくる!」←いや全くそれだよ!

立場上アンタらが手を下せないから新選組が動いてんのにw

「てめぇには関係ねぇ、これは新選組の問題だ!」

↑何気にこれ二条城で「これは我ら鬼の問題だ」の対比になってる?

「貴様らは散りゆく定めにある」「新選組が理想とする武士の道は険しいんでな」←これコロナが無ければ相馬篇でWヒデが言ってたはずの台詞ですね。ここで言うなんて胸熱です。

土方と風間、斎藤と天霧、原田と不知火

本来敵同士のコンビがこうやって協力しているの熱いですよねw

最後に土方さんと風間が互いの後ろにいる羅刹を斬って、互いに後ろの敵を任せて前の敵を斬るという絶対の信頼がすごいですね

ちなみに千秋楽は久保秀さん袖にはけてから倒れかけたそうです。だって八百屋舞台だし、めっちゃ斬るしで大変ですもんね

「どんな思いで雪村君があなたを探していたか…解っていましたか!」

本来はお千ちゃんが言っていたんですが、綱道さんの無駄なこと発言に怒りの声をあげるのは、まさかの山南さんで。

伏見で綱道さんに許さないと千鶴が言って

「私の気持ちは、今彼女が全て代弁してくれました」

ってシーンがあるんですけど

ここで山南さんが千鶴の気持ちを代弁してくれているようで嬉しかったです。

その後綱道さんを斬りつける山南さん、風間が千鶴に「綱道を殺せるのか?」って聴かれすぐに答えられなかったけれど

その役目を山南さんが代わりに背負ってくれたようで、千鶴も解っていたみたいで父親がうめき声あげても振り返りません。

この山南さんのテーマ曲、今まで聴いてきた中で一番力強く感じました。

ゲームにあった「愛する人と共に暮らし、共に笑ってどこまでも一緒に過ごす。夢のような話ですが、命を賭けるだけの価値がある夢です」という台詞もちょっと聴きたかったですねw

信じてたよ~!平助!!千秋楽だけでしかなかった互いに叩き合うシーンめちゃくちゃ良すぎました!

ここの歌は相馬篇、斎藤篇で「ここに生きる力消えて居場所の意味見える…掲げた旗幕を下ろし…朝日浴びて消える」だったのに

それを全部跳ね返すような希望に満ちた歌に変わっていたのが熱いですね!

今まで理性のある姿がなかった羅刹隊なのに、こうやって新選組の隊士として戦ってるの凄すぎますね!現場でもアーカイブでも何回も見ると誰が羅刹隊士なのか見分けられます!

腕に白い腕輪を着けているのが味方です。

薫が刺すシーンで舞台での山南さんが本当に予想外で驚いてる演出がいいですね。

薫の歌が兄妹を二翼の羽に例えて歌っていて、

羽ばたく=鬼として生き人間を憎み続けることを望む薫と

鬼としてじゃなく人間として歩くことを選んだ千鶴の

対比がかっこいいですね。

薫から守ってんのほぼ平助w山南さん千鶴に止められたけどもうちょっと動いてw

でも最後の最後に庇うように守ってくれるのはこの2人!

そしてもう1人…

「どうして…?」←最後は嫉妬と恨みに染まったそれではなく

取り残された子どものような薫の表情がまた辛い…

あんなこと言っていた綱道さんだけど…ここで父親として助けてくれましたね…。斎藤一篇は一体どうなったのやら…

2人が最後の別れを気遣って黙っているのが印象的でした。

歌で雨の降る音がして上を見上げていて

冒頭の曲と同じだけど違う歌詞で震えました…

 

⑯平助が明るく言ってても、その中に寂しさとか切なさが含まれてて繊細な演技を感じました。

「2人とも元気でな」←平助らしい別れの挨拶。

「新選組はやはり私の居場所なのですね」←目が遠くを見ていて新選組の皆を思い浮かべているようで美しかったです。

一番ビックリしたのは

「行きましょう…千鶴」

ここで名前呼び!!ゲームではまだ雪村君だったのに、ありがとうございます!!

千鶴が折り鶴を山南さんに渡してるのが結婚の契りみたいで

萌えましたw

第一幕で歌ってた『今影』だけどあの時と違う歌詞で、互いに見合っていて

2人の関係の変化を歌っているようで

あの時は違う方向を見てからの「探し続けて今を…」が

同じ道を見て「信じ続けて歩く…」になっているのが

素敵です。

本当に照明で虹が架かったのを見て震えました。

新選組の皆が現れて雨を掌に感じてから、曲の盛り上がりとともに空を見上げるところは心臓を高鳴らせます。

そしてここでしか見られない総司の洋装…!

皆が2人の背中を見送って振り返るところで暗転は、上手く言えませんけど西田さんらしいなって思いました。

 

LIVE3から本当に楽しみにしていました。

アンケートで送り続けていましたけど、まさか山南篇からやってくれるなんて思いませんでした。

山南篇だけじゃなく8年(内2作品は未登場でしたけど)も薄ミュを支えてくれた輝馬さんを

主演にしての公演で感謝しかありません。

もちろん味方良介さんも山南さんですけど

山南篇の山南さんを演じるのは輝馬さんが良いってずっと思ってましたから…

一つ夢が叶った気分です。

他作品の山南さんはどこか自虐的で

羅刹に心酔してて危ない一面もありながらも

新選組のために冷酷に振る舞い、新選組のために悪役演じて優しいから自身を犠牲にしてばかりだったけど

山南敬助篇の山南さんは今まで見せなかった山南さんの弱さというか、本心を見せてくれたと思います。

誰より大人に見えるけど、実は脆い人で

いろんなものを背負って抱え込んでる人だと思います。

それを支えてくれる千鶴の存在に山南さんは幾度となく救われたと思います。

千鶴がいたから堕ちることなく、人として生きる道というか居場所を見つけることが出来たと思います!

今回吸血衝動で苦しむところはなくとも、

ずっと山南さんは苦しんでて、そんな自分を許して受け入れ、付いていきたいと願った千鶴を見つめる顔は泣いてしまいました…

 

あと大阪公演初日はカーテンコール後の写真撮影可能日でした。

昼公演では新八が写真撮影のお約束を説明して

夜公演では一君がテレフォンショッピングみたいに説明してたの笑いました。

あと新八が「スタートまで写真を撮らないでください。舌噛みます」って言ってたの笑いました。

そしてボク、指が震えてフライングシャッター切ってしまいました…

思わず「あ…」って言ってしまうくらい動揺しました。

見逃しましたけどギャルピースした土方さんもいたそうです。

撮影タイム終了後山南さんが

「先に写真撮った方々は、後で変若水飲ませます」

うわ~~んごめんなさい~~~!!

事故なんです~~~!!

 

 

今回で母が本当の意味で薄ミュデビューでした。

本編を見ることが出来てとても喜んでました。

今作品の東京公演で輝馬さんが薄ミュ100回、

3代目土方、2代目風間の英様が50回、

千秋楽前で久保秀さん含む、相馬篇から出続けてるメンバーが

50回!

そしてレジェンドの太良さんが200回公演目を迎えました!!

 

そっかLIVE3で薄ミュ200公演目を迎えたなら

太良さんももうすぐでしたね。

これから先も頑張って続けて欲しいです…。

次は何篇を望もうかと迷ったり、何篇が来るのかなって楽しみにしていた矢先…

 

6月20日、土方歳三の新暦誕生日になな、なんんと

『ミュージカル薄桜鬼 土方歳三篇』

『主演 久保田秀敏』

キャーーーーーーーー!!!

予報があったので、何か何かと思っていたらのビッグエクセレントニュース!!

ボクの楽しみは2023年の春で終わるんだって思ってましたけど

さらに楽しみが出来ました…本当に次回作見た途端、ボク死ぬんじゃないかってくらい心拍数が上がるニュースでした…

自分の人生の中で1回あったくらいなんじゃないかっていうくらいの

『貫けば 誠になる』

を成せたんじゃないかって思います。

もちろん久保秀さんの魅力や努力を切磋琢磨した結果ですけど

ボクだけじゃないお客様たちの『久保秀さんの土方歳三篇』を望む声がたくさんあったからこそで、

こんなにも同士がいた事への喜びと、自分があげていた声がちゃんと貫くことが出来たことに感謝と達成感でいっぱいの瞬間でした。

同時に演出が西田さんから再び、毛利さんにバトンタッチです。

演出の違いを見分けるなんて出来ないですけど

西田さんの演出が見られなくなる寂しさと

藤堂平助篇からLIVE2までしか見られなかった(原田篇は直接見られませんでした)毛利さんの演出が見られる楽しみで溢れました。

久保秀さんは歴代土方さんの中で一番出演数が多いそうです。

土方ルートは初代と新選組奇譚と志譚で今回で4回目!

一体どんな土方篇に…

そして誰が土方さん以外のキャラクターを演じてくれるのか…

出来れば輝馬さんもうちょっと出て欲しい…


今回していった山南敬助篇用のネイルです!