執着心(しゅうちゃくしん)は、人の苦しみの原因となる。執着心から起こる災いをよく知って、自分本位の執着心から離れるように心がけること。
[仏陀(仏教の開祖)]
わたしたちは、自分自身の心の内を知り、執着の鎖(くさり)を断ち切っていくことで、完全な自由へと向かうことができます。
[ジェームズ・アレン(イギリスの著述家・詩人)]
まず、死んでみろ。死ぬとは、自分のこだわりをすべて捨てることだ。欲(ほっ)していたもの、とらわれていた思いをすべて取り払うのだ。すると、かぎりない無の境地が現れる。一度死んで、無の境地に達すれば、ふたたび力が満ちてきて、新たな活動に向かって奮い立てる。
[高田明和(脳科学者)]
「あるがまま」っていう気持ちで執着を捨てると、すごく解放された気がする。
[シャクティ・ガワイン(アメリカの女性作家)]
病気を忘れるとき病気が治る。
[五木寛之(作家)]
大事なものを捨てると、道が開けるようになる。
[空也(平安時代の僧)]
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仏陀は、重要で大事なことへと人々を導くために、執着している重要でないことから離れさせ、また、上で言っているように、自己本位の執着心(しゅうちゃくしん)は苦しみや災いを生むことを説いた。
たしかに、物事への執着は、人の視野や活動を狭(せば)め、それが思うように行かないと、それに振り回され、苦しめられるので、上で言っている通り、必要でない物事、よくはない物事への不要な執着やこだわりを無くしていくことで、心の自由や安静、新たな出発と力を得ることができるかもしれない。
(語注: ・執着=物事にとらわれて、そこから離れられないこと。 ・安静=心が安らかで落ち着いていること。)
[追記更新:24/04/16]
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今回のぶんと内容が関連するぶん
名言 (140) ― 物事を減らしていくこと
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