名言(190) ― 結果や終わりがよいこと | saniyのブログ ― 言葉に学ぶ

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これまで出会った言葉たちについて考えていくブログです。まず、名言から始めています。

終わりよければすべてよし。
[シェークスピアの戯曲『尺には尺を』より。]

人間、最後に笑う者が勝ちだ。
[秋本 治(漫画家)]

晩節を汚(けが)すという言葉があります。それまでの人生で高い評価を得てきたにも関わらず、後にそれまでの評価を覆(くつがえ)すような振る舞いをし、名誉を失うことを指します。最近、晩節を汚す人が後(あと)を絶ちません。具体的に誰が誰がというわけではありませんので、名指しは致(いた)しませんが、とにかく晩節を汚す人が多いのは皆さまもお感じのことでしょう。
[まけもけ氏のブログより。]

人生の行路は様々で、時に善人が悪人に敗(ま)けたごとく見えることもあるが、長い間の善悪の差別は確然(かくぜん)とつくものである。悪いことの習慣を多く持つものは悪人となり、良いことの習慣を多くつけている人は善人となる。

(語注: ・敗けたごとく見える=負けたように見える。・確然と=たしかに。はっきりと。)

[渋沢栄一(実業家)]

一切の人生の果実は、その人が蒔(ま)いたとおりに現れる。
[中村天風(実業家・思想家)]
 

常に明るさを失わず努力する人には、神はちゃんと未来を準備してくれます。

[稲盛和夫(実業家)]

コツコツ努力する者は最後に勝つ。
[高嶋 仁(元智弁和歌山高校野球部監督)

私はいつも、こう自分に言い聞かせている。これからが最良の人生なんだ、と。
[フェイ・ダナウェイ(アメリカの女優)]

 

 


終わりがよければ、不正・悪行・犯罪・怠慢など、途中何をしても構わない、ではない。そもそも、因果応報であり、よくないことを多くしてきた人は、結果や終わりがよいということは、ない。上のシェークスピアの言葉「終わりよければすべてよし」は、そういったことをおさえての含蓄のある名言だと思う。

人生、山あり谷あり、晴れの日も雨の日もありで、失敗・挫折・不遇・不幸がありながらも、めげず、耐え、乗り越え、反省し工夫し修正し改善し、心を前向きにし、心がけがよくして、努力し、自他によいことをしてきた人が、結果や終わりが良くなる。

途中よくないことがいろいろとあっても、結果や最後がよくなり、最後に勝利や笑いがある生き方、晩節を汚さない生き方をしたいものだ。


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次の★に、当ブログでこれまで投稿した投稿記事[名言(1)~名言(190)]を事項別に分けてリンクさせています。


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