名言 (44) ― 客観的なあり方のこと | saniyのブログ ― 言葉に学ぶ

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これまで出会った言葉たちについて考えていくブログです。まず、名言から始めています。

幸福な人間とは、客観的に生きる人である。
[バートランド・ラッセル『幸福論』より。]

楽観的になりたいなら、客観的になることだ。
[斎藤茂太(精神科医・随筆家)]

 

自分を客観的にしか見ないですね。自分がどう見られているのか、カメラを通して自分を見ている感覚ですね。
[渡辺直美(タレント)]

 


私たちは、自分のことや物事を主観的に捉え過ぎ、感じ過ぎて、必要以上に、悩み、苦しんでいることがある。

明るく前向きに生きていくこととは一味違うものとして、自分のことや物事を客観的に捉え、感じていくことは、時に有効だと思う。

※※
なお、
上のラッセル卿の言葉は、著『幸福論』の最終章の中の一文であり、その章の要旨によれば、この一文は、自分を自己の内に閉じ込めていく内向的自閉的なあり方を排して、自分を外へ開き、外部と融和していく外向的社交的なあり方(=客観的なあり方)が大事である、と解釈することができるだろうが、このたびは、単独の一文として捉えて、自分が受け取ったことを述べてみた。

〔追記更新:24/01/21〕