もしこのとき、この人(あるいは書物)に会わなかったならば、自分はどうなっていたであろうと思うことがある。そこに生ずるのは謝念である。人生に対する謝念とは邂逅(かいこう)の歓喜である。たとい貧苦病身災難のうちにあろうとも、邂逅の歓喜あるところに人生の幸福があると私は思っている。
(語注 ・邂逅=出会うこと。 ・謝念=感謝の気持ち。)
〔亀井 勝一郎(評論家)〕
すべて真の生とは出会いである。
[マルチン・ブーバー(オーストリアの社会学者・宗教哲学者)]
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人の人生には、ありがたい出会いがあり、貴重な出会いによって、幸せがもたらされたり、人生や自身が大きく変わっていくことがある。
良き出会いを大事にしていきたい。
〔追記更新:24/03/09〕