立見川沿いのあじさいロードからおよそ350m奥にひっそりと佇む山あいの集落「立見」。
立見川沿いに護美の館(ごみステーション)。
見上げれば立見自治公民館。
・・・燈篭。
立見自治公民館。
・・・燈篭。
立見金毘羅燈篭。
地図上「立見神」の文字が見え、山際に鎮座していることは分かるが、どこからアクセスするかがわからない。
集落内を行ったり来たり右往左往、端から見れば不審者。
第1~3里人一挙に発見。参道を案内していただく(感謝)。
護美の館のすぐ上のカーブミラーの中、私道のようで躊躇した小径。
ヘアピンカーブ入ル。
1本道。
突き当りに鳥居。
左の繁みに・・・
無数の五輪塔、南無。
石鳥居。
扁額「立見神」。
本殿。
大社造変態、向拝唐破風。
狛犬阿、ねじねじ尻尾。
狛犬吽、ねじねじ尻尾。
磐座。
大正9年6月、旧東伯郡高城村立見の立見神社(もと山ノ神 句句迺馳神)、横手の村社瀧波神社(もと瀧宮大明神 瀬織津媛命)、磐若の村社神田神社(もと妙見 須佐之男命)、岡の村社八重森神社(もと八重垣大明神 稲田媛神)、椋浪の椋浪神社(風宮神社とも)(もと風宮大明神 志那都比古神)の5神社を合併し、社号を風宮神社と称し、新たに同村大字岡字大坪の現社地を境内と定め、仮殿を設けて奉斎した。
次いで大正10年に社殿を新築竣工し遷座祭を斎行した。
社号の決定に当たっては論議沸騰の末、男神を祭神とする神社で決することとなり、2社(立見神社、風宮神社)が卜占の末、椋波部落の風宮神社と称することとなった。
ククノチ(クグノチとも)は、日本神話に登場する木の神である。『古事記』では久久能智神、『日本書紀』では句句廼馳と表記する。
御祭神は山ノ神と句句迺馳神(くくのちかみ)。1920(大正9)年6月、近郷五社と共に風宮神社(倉吉市岡19)に合併され廃社となったが、地域の人たちが大切に守っている。
向拝虹梁上に阿吽の龍。
龍阿。
黒目。
裏は絡み合う2体の龍。
向拝柱の木鼻、正面は獅子、側面は獏。
どことなく龍賀家当主時貞・・・
左面、枇杷とその上に波頭の彫刻。
このような彫刻が四面に施されている。
地区の人以外には知られてない地域の宝。
また来よう。
◆概要
名称:立見神
鎮座地:鳥取県倉吉市立見
御祭神:山ノ神、句句迺馳神 ※1920(大正9)年6月、近郷五社と共に風宮神社(倉吉市岡19)に合併
祭礼日:例祭4月13日、大祓祭・除蝗祭7月13日 ※風宮神社祭礼日
創建:
ホームページ:
駐車場:無 ※立見自治公民館に駐車可
●アクセス
自動車:倉吉自動車道倉吉西ICより約9km15分
鉄道・バス:JR西日本山陰本線倉吉駅下車、日ノ丸自動車高城線大立行乗車約35分横手下車1.6km徒歩25分