鳥取駅前から鳥取県道43号鳥取福部線を東へ6km・約15分、百谷ダムの看板を左。

 

 

石塔が二柱。

 

 

向かって右の石塔には「奉納大乗妙典日本六十六部供養」と彫られており、百谷村の人が宝暦十三年に建立したもの。

 

 

これは廻国塔と呼ばれる記念碑的なもの。

 

明治以前、日本は66の国に分けられており、そのすべての国を徒歩で回って写経した「法華経」を一部納める行を行う六十六部と呼ばれる回国聖(巡礼者)がいた。

 

その行者たちが結縁の記念に建立した石塔を「廻国塔」と呼ばれる。

 

向かって左の宝塔にはまん中に「法華一萬部供養」 その右に「天下泰平」左に「國土安穏」と彫られている。

 

 

近くに寄って気づいたが塔と塔の後ろに小さな五輪塔のようなものもある。

 

 

ここから百谷ダム側に入ってすぐの場所に建つ鳥居。

 

 

扁額は見えなかったが当社は「百谷神社」。

 

 

鬱蒼と茂る樹木に覆われ昼でも薄暗い境内。

 

 

真夏の昼日中だが、時が止まったような静寂に包まれる。

 

 

トタン張りの随神門。

 

 

その先に見える御社。

 

 

こじんまりとした境内だがきれいに掃き清められている。

 

 

数基の燈篭、拝殿前に狛犬が一対。

 

 

御本殿は風雨から護るために覆舎が掛けられている。

 

 

御本殿は大きなものではないが、木造で精緻な彫刻などが施されいる。

 

 

拝殿越しに二礼拍手一礼。

 

 

由緒書き等が無かったため、御祭神や祭礼日などは不詳。

 

 

石畳や石段は苔むしている。

 

 

参拝の際、滑りやすいので足元注意。

 

◆概要

名称:百谷神社

鎮座地:鳥取県鳥取市百谷345

御祭神:

配祭神:
祭礼日:

創建:

ホームページ

駐車場:無

●アクセス

鉄道・バス:JR西日本山陰本線鳥取駅下車日ノ丸自動車百谷線百谷公民館行乗車20分百谷バス停下車徒歩2分※直通バス1日2本

自動車:JR鳥取駅より鳥取県道43号鳥取福部線経由6km15分