八頭清徳寺入口の丁字路を折れず、清徳川に沿って真っすぐ進むこと1kmあまり。
急坂の途中に水汲み場在り。
その先、人家がまばらに見えてくる。
人の気配はない。
山奥の廃屋群。
さらに進み急坂を登りきると人の気配。
茂谷地区は現住建造物は1軒のみの限界集落。
振り返ると随分と高いところまで来てしまったことがわかる。
清徳地区からほんの1kmあまりで道路状況も悪くはないが、冬場の凍結および積雪時の往来は厳しいか・・・
家屋の反対側に中国自然歩道の案内図。
標。
遠見峠の方へ進んですぐ、鳥居現る。
扁額「小畑上神社」。
明治時代に改称される前の名称は「妙見大明神」。
鳥居の先、上へと続く長い石段。
杉。
長い長い石段。
杉杉。
長い長い長い石段。
杉大杉。
100段あまり登るとひと休み。
右に変わった脚の灯篭。
左に手水舎。
手水鉢に「寛政六寅十一月吉日」の文字。
寛政6年、西暦1794年は、東洲斎写楽が突然現れ、145点余りの浮世絵を擦り逃げした年。
20段ほど登ったところに狛犬が一対。
「大正五年」の文字が見えた。
大正5年、西暦1916年は、夏目漱石が死去した年。
吾輩は狗である。
境内は左右に広がり、社殿は右。
トタン葺の拝殿と流造の本殿。
所々に傷みは見られるが、うらぶれた様には見えず、今も人の手が入り大切にされていることがうかがえる。
しーんと静まっりかえった境内。
往時、祭礼日には相撲が奉納されるなど、大いににぎわったという。
本殿裏にも立派な社殿が御鎮座。
元社だろうか?
不明な点大杉。
◆概要
名称:小畑上神社
鎮座地:鳥取県八頭郡八頭町大字茂谷161
御祭神:素戔嗚尊
祭礼日:6月18日
創建:未詳
ホームページ
駐車場:無
●アクセス
鉄道:若桜鉄道八東もしくは徳丸駅下車約6Km徒歩70分
自動車:鳥取自動車道河原ICから約18km約40分