「水木しげるの妖怪百鬼夜行展」が開かれている佐川美術館(滋賀県守山市)。

 

 

そこから自動車で約20分。宅地開発された中にぽつんと残る鎮守の森に護られて鎮座するこじんまりとした神社。

 

 

「菌神社」は、日本で唯一きのこをお祀りする神社。

 

 

御祭神はクサビラ神。

 

 

「菌」と書いて「くさびら」と読む。

 

 

「くさびら」とは食用となる草の古称で、ここでは「きのこ」を指す。

 

参道

 

狛犬・燈籠

 

鳥居

 

参宮橋

 

葉山川上流側

 

葉山川下流側

 

東海道本線・草津線

 

四脚門

 

本殿(栗東市指定文化財)

 

市指定文化財 菌神社本殿

昭和61年5月13日

栗東市指定第60号

 

 正中二年(1325)社殿造営後、元禄四年(1691)に再建されたものである。

 この本殿は、向拝柱の面が大きく、内外陣境の幣軸も面の取り方が大きくて丸く古式を示しているが、化粧垂木は母屋、向拝共に面を取り、向拝の枠肘木は木口まで面を取るなど従来の形式を受け継いでおらず、蟇股上に斗をのせずに肘木まで一体に作っていること、柱上大斗が受ける肘木に絵様を付け派手にしていることなどから、元禄時代の意匠感覚を見ることができる建物であり、一間社流造に本殿としては大規模で、当時の建築様式を示すものとして貴重なものである。

 

平成元年三月 栗東市教育委員会

以上、解説看板全文転載。

 

 

菌神社由緒記

 

本殿の祭神

大斗能地神 オオトノヂノカミ 男神

大斗乃辨神 オオトノべノカミ 女神

神代七代の五代目で伊邪那岐神伊邪那美神の先々代に当り廣大豊富福寿の御神徳有る神

末社の祭神

八幡神社 八幡大神 東の社

春日神社 春日大神 西の社

嚴島神社 市杵島姫命 南の森 辨天さん

 

社名の由来

景行天皇の頃(西暦一〇〇年代)竹田折命が料田に田植えしようとした所一夜にして菌(キノコ・クサビラ)が一面に生えたので之が上聞に達し菌田連(クサビラノタノムラジ)の姓を賜ったという古傳あり

当社は舒明天皇九年(西暦六三七年)勧進する所と傳えられる 初めは口狭比良(クサビラ)大明神と称えられたが室町時代には草平(クサビラ)大明神となり明治九年村社に列す 境内一町礼四方を免除地とし田三反を寄進された 現在の本殿は享保十二年(西暦一七二七年)造営の棟札がある

祭禮と行事

一月  歳旦祭 祈念祭 左義長

五月  例祭 神輿渡御

六月  田植湯

七月  夏祭 納涼湯

九月  燈明祭

十一月 新嘗祭 御火焼

 

以上、由緒記看板全文転載。


鎮守の森

 

この森に行く手を阻む壁が・・・

 

 

出ません。

 

が、見えんけれどもなんかおるんだよ。

 

 

それは、たぶんこの人。

 

 

・・・たぶん、だけどな。

 

なにかが棲んでいるような雰囲気を感じる・・・が、怖さはない。

 

 

この森で感じるのは居心地の良さ。

 

 

草平神社公園

 

開かずの便所

 

宮ノ北河川広場

 

◆概要

名称:菌神社(くさびらじんじゃ)

鎮座地:滋賀県栗東市中沢1-11-15

御祭神:大斗能地神(オオトノヂノカミ)、大斗乃辨神(オオトノべノカミ)
祭礼日:例大祭5月5日

創建:637年

ホームページ:菌神社(伊砂砂神社)

駐車場:無

●アクセス

自動車:名神高速道路栗東ICより約3km7分

鉄道:JR琵琶湖線栗東駅下車東口より徒歩15分