いつだったか蟇蛙の神様をお祀りしている美保神社の境外末社久具谷社について、カエル好きで知られる東京五輪ボクシング女子フェザー級金メダリスト、米子市出身の入江聖奈選手でも気が付くめえと述べたことがあった。先月1日、入江選手が同社をお参りしたというニュースがマスコミ各社に報道された。

 

が、標高269.1mの山中にひっそりとでっかく佇む蛙石は入江聖奈選手でも気が付くめえ・・・

 

 

蛙石が鎮座するのは鳥取市郊外、八頭郡八頭町。因幡毛利氏が築いた中世の連郭式山城「市場城」(別名:私部城(きさいちじょう))の縄張りの中。

 

 

古くから開けた土地のようで、趣ある建物が道筋の左右に建ち並ぶ。

 

 

いらっしゃいませ

 

 

道の脇に流れる水路の水が清らかで豊富。

 

 

集落を東西を貫く道筋の中ほどに立地する集会所。

 

 

その前に市場城の縄張り図がある。

 

 

振り返ると城山への登山口。

 

 

「市場城跡」と「かえる岩」の看板。

 

「蛙石」ではなくて「かえる岩」。

 

 

たぶん同じもの。たぶん、だけどな・・・

 

看板に従って進めばかえる岩まで楽勝だぜ!!

 

 

民家と民家の間を走る細い路地の先にも看板発見!!

 

 

市場城跡はこの奥か・・・

 

 

まっすぐ進んでみたら様相が一変!!

 

 

斜面の上に立ち並ぶ石塔。

 

 

古い墓碑が異様な空気を醸し出す。

 

奥まで進むと登り坂。

 

 

登ってみたら、あんたここはハカバですよ。

 

 

墓石は見当たらず区画が残るのみで廃墓跡か?

 

花立に枯れ花が見えるので全く管理されていないわけではなさそうだが・・・

 

 

背後の斜面は無理をすれば登れなくはないが、一見して人跡は見られず。

 

 

一旦、集会所前に戻って縄張り図で確認してみた・・・

 

 

あ、左のようだ。再び凸撃!!

 

市場城の看板、腐れて落ちた形跡有。とんだトラップ(汗)

 

 

かえる岩はたぶんこの奥。たぶん、だけどな・・・

 

 

え”ー、ここ行くの

 

 

登山道は急傾斜で落ち葉に覆われており滑り易い。

 

 

すぐに藪に覆われ奥に進むには・・・

 

 

大した道程ではないが、心理的負担は大きい。

 

 

登り口から4分程で開けた場所にたどり着く。

 

 

「かえる石」の看板が倒れている。

 

「蛙石」ではなくて「かえる石」。

 


たぶん同じもの。たぶん、だけどな・・・

 

それにしても荒れ放題、その奥になんかおる!!

 

 

「市場城跡桜公園」と記された標柱だが、桜はおらん!!

 

 

その代わりに、ニョキニョキニョキニョキタケノコタケノコニョッキッキ!!市場城跡タケノコ公園の様相。

 

分かりにくいが脇に人跡。

 

 

祠のようなもの・・・

 

 

・・・この奥に突如としてそれは現れた!!

 

 

入江聖奈選手もビックリ!?

 

 

高さ3.3m、台石の長さ9mの巨大な蛙石。

 

 

ホンマに蛙や!!

 

これは自然に重なったものなのか?それとも人為的に積まれたものなのか?謎。

 

 

小屋脇の登り口から蛙石まで8分、キリキリ登れば5分も可。

 

蛙石の奥、ゴロゴロゴロゴロイワクライワクラゴッロゴロ!!

 

 

磐座天国。

 

 

これより本丸跡まではさらなる苦難が見込まれるため撤収!!

 

 

◇概要

名称:蛙石

所在地:鳥取県八頭郡八頭町大字市場字城山

駐車場:無※集会所前に駐車可

●アクセス

自動車:鳥取自動車道鳥取南ICより14km30分

鉄道:JR西日本因美線東郡家駅下車約5.5km徒歩70分|自動車15分

バス:JR因美線郡家駅下車やずバス私都(きさいち)線落岩行乗車13分中私都郵便局前(なかきさいちゆうびんきょくまえ)下車徒歩15分※平日8便・土日祝3便

八頭町営「やずバス」運航時刻表