『古事記』に登場する蟾蜍(ヒキガエル)の神様「多爾具久命(たにぐくのみこと)」を祀った美保神社の境外末社「久具谷社」。

 

 

2010(平成22)年末から11(平成23)年正月にかけての大豪雪で社殿が倒壊。それより約9年経た19(令和元)年12月に社殿の再建が完成。

 

 

以前、美保神社を訪れる参拝者の九分九厘が知らないと言ったが、SNS上で同社の参拝記がまま見られるようになり、現在では九分五厘ぐらいが知るところとなった模様。それでもまだまだ知られざる境外末社、カエル好きで知られる東京五輪ボクシング女子フェザー級金メダリスト、米子市出身の入江聖奈選手でも気が付くめえ。

 

 

その場所は、美保神社の境内社の前に座る髪がカールした狛犬さんに聞け。

 

 

阿。

 

 

吽。

 

 

クグタニサンハミホジンジャノキタ、キュウシュンナサンドウヲノボッテヒトヤマコエタサキニアルノジャ

 

御霊石(おたまいし)の脇からイザ参ろう。

 

 

鬱蒼と繁る樹木により昼でもうす暗い。

 

 

初めての方は「え~、ここ行くの?大丈夫?」と思うはず。

 

 

大丈夫です!!

 

少し登って振り返ると、樹木の間から美保神社の拝殿が見える。

 

 

所々、草茫々。

 

 

登って、

 

 

登って、

 

 

登って、

 

 

登って、

 

 

登りきる、

 

 

峠を越えたら下に鳥居が見える。

 

 

参道脇から社殿が見え・・・

 

 

る。

 

 

鳥居の前まで普通に歩いて約5分、キリキリ歩けば3分台も可能。←非推奨、理由は疲れるから。

 

 

生前にここを訪れた水木しげるさんが「この森には妖怪が棲んでいる」と仰られたという静謐な空間。

 

 

蝉しぐれ降り注ぐ夏の盛りの久具谷社。

 

 

二礼 二拍手 一礼

 

 

ほどほどに緑に埋もれている雰囲気がよし。

 

鳥居から真っすぐ進めば二又の分かれ道。

 

 

左:五本松公園、美保関灯台、才浦|右:仏谷寺

 

 

そして、ここで不思議な現象に気づく。

 

鳥居から離れた途端、猛烈にやぶ蚊の大群が襲い掛かってきた。

 

 

ジメジメと湿気が多い藪だらけの谷あい、やぶ蚊がたくさんいて刺されてもいいはずなのに、刺されませんな。言うた途端に刺されよった。とんだ「塚本7kmの法則」発動。←わかる人にはわかる。わからない人はYouTubeで「塚本7km」と検索

 

鳥居の奥と手前、特に何が変わるわけでもないのにたった数メートル、鳥居付近まで戻るとやぶ蚊の大群は追って来ない。

 

 

あ!!たにぐくさんはカエルの神様だから、蚊を捕食してくれたかも・・・!?

 

ありがたや

 

◆概要

名称:久具谷社

鎮座地:島根県松江市美保関町美保関608 美保神社北山中

御祭神:國津荒魂神、多爾具久命
祭礼日:4月28日 15時00分

創建:

ホームページ:美保神社 | えびす様の総本宮 | 島根県松江市美保関町

駐車場:美保関文化交流館駐車場[美保関町美保関661]などをご利用ください

●アクセス

自動車:JR境港駅から鳥取県道・島根県道2号境美保関線経由約20分、美保神社より徒歩5分

鉄道・バス:JR境港駅下車美保関コミュニティバス境港線宇井渡船場下車、同美保関線乗換美保神社入口下車徒歩10分

●松江市美保関コミュニティバス路線図・時刻表

 

◆過去のレポート

●新春探検シリーズ「美保神社奥地に幻の久具谷社を見た!!」

●【水木しげる93歳の探検記】 美保神社 【松江市美保関町美保関】

●久具谷社再建へ 【美保関町美保関】

●久具谷社 【島根県松江市美保関町美保関】