打吹山の麓、白い漆喰壁に赤瓦が広がる倉吉の街並み。

 

 

打吹玉川沿いに並ぶ白壁土蔵群は江戸時代から明治時代に建てられたものが多く、国重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。

 

 

2009年3月25日に鳥取地方裁判所に破産申請をして倒産した倉吉ナショナル会館の飲食店ビル跡地を再開発。

 

 

倉吉銀座商店街活性化の起爆剤として2019年7月21日に誕生した「打吹回廊」は、土産売店、レストラン、カフェ、ホール、ステージ広場などを備えた複合施設。

 

 

その目玉は展望台。

 

 

高さ15メートルはビル3階程度の高さだが、周辺に視界を遮る高い建物がないため、倉吉市街を360°一望できる。

 

 

手前に広がる赤瓦の波の向こう、南正面に聳える標高204mの打吹山は倉吉の象徴。

 

 

打吹山の麓が倉吉市の中枢。

 

 

建築家・丹下健三設計の倉吉市庁舎。

 

 

その奥に見える赤瓦の建物は倉吉博物館。

 

 

視界をさらに左、赤瓦の水平線の向こうに見える白いビル。

 

 

旧倉吉市立図書館で現在の倉吉市役所北庁舎。

 


視線をさらにさらに左、展望台の東正面に見えるガラスのドームは、興和紡績倉吉工場跡地を再開発して2001年4月21日に誕生した倉吉パークスクエア。

 

 

その並びに見えるクレーンは、鳥取県立美術館建設のためのもの。

 

その手前に見える白い奥行のあるビルは、旧ホテイ堂百貨店で現在の倉吉市役所第2庁舎。

 

 

鳥取県道205号木地山倉吉線沿いに地場百貨店のホテイ堂本店やショッピングセンタージョイニー倉吉、各種専門店が軒を並べ鳥取県中部一の商店街を形成していた。

 

 

また、山陰の地銀が並立。

 

 

鳥取銀行倉吉支店。

 

 

島根銀行倉吉支店。

 

 

かつてホテイ堂隣、現倉吉市役所第2庁舎駐車場の場所には、山陰合同銀行倉吉支店が立地。

 

 

金融の中心地で、倉吉のロンバード・ストリートと呼ばれていた。※諸説あり

 

北正面、旧国鉄倉吉線倉吉駅跡。

 

 

左に見える巨大なビルヂングは、ダイエー倉吉サンピア店跡。

 

 

現在はスーパーマルワ倉吉店。

 

 

西側には標高1,729mの伯耆大山も見渡せる。

 

 

◆概要

名称:打吹回廊 展望台

所在地:鳥取県倉吉市明治町1032-19

TEL:0858-27-1888

利用時間:9時00分~21時00分※17時00分以降エレベーター利用のみ

駐車場:有

ホームページ:打吹回廊公式ホームページ

●アクセス

鉄道・バス:JR西日本山陰本線倉吉駅下車日交バス関金線約10分赤瓦・白壁土蔵下車徒歩1分
自動車:倉吉道路倉吉ICから2.6km・約5分