境港市出身の漫画家・水木しげるさんが50年以上に亘って住まう調布市は、東京都の多摩地域東部に位置する。

 

 

東京23区に接し交通の便も良いことに加え、深大寺、布多天神社、青渭神社などの古刹や武蔵野の豊かな緑も残っている、都心に近く住環境の整った住宅地。

 

 

その住みやすさのせいか、過去、怪気象やブリガドーン現象などに見舞われ、お化けの国になったことがある。

 

 

その市名は、昔、租庸調の調で布を納めていたことに由来する。

 

 

調布と書いて「たづくり」もしくは「てづくり」とも読んでいた。

 

 

調布市内には布田(ふだ)、染地(そめち)など布にかかわる地名が存在している。

 

 

水木しげる夫人、ゲゲゲの女房の御名前は「布枝さん」。やはり調布市に住まう水木さんとは運命的な縁があったのだと感じる。

 

農業や食品製造業に加え、映画・映像関係の会社が多く、昭和10年代から30年代にかけて「映画のまち」として栄え「東洋のハリウッド」と呼ばれた。

 

また、FC東京、東京ヴェルディのホームスタジアム「味の素スタジアム(東京スタジアム)」の所在地。

 

当市は東京都のほぼ中央部に位置しており、京王線を利用すると調布駅から新宿駅へは特急電車利用で14分、渋谷へも特急電車利用・明大前乗換で15分で行ける。

 

 

調布駅を中心に路線バスが四通八達しているほか、駅から市内の団地などを結ぶ市内完結路線、主要駅と公共交通空白地区を結ぶコミュニティバスなどがある。また、調布駅には成田・羽田両空港からの直通リムジンバスも発着している。

 

 

道路網は、東西に甲州街道(国道20号)、旧甲州街道(東京都道119号北浦上石原線および東京都道229号府中調布線)、南北に三鷹通り(都道121号、武蔵境通り(都道12号)が走り、中央自動車道(高速道路)調布インターチェンジがあり自動車での移動も便利。

 

 

離島航空路線の拠点・調布飛行場は、大島、新島、神津島等の東京都諸島間を結ぶ。

 

出身有名人は多種多彩、漫画家・水木しげる、つげ義春のほか、音楽家・芥川也寸志、俳優・石原さとみ、伊東四朗、江藤潤、高田純次、田山涼成、筒井道隆、浪川大輔、ひし美ゆり子など。

 

境港市出身の漫画家水木しげるさんが長年暮らした東京都調布市は、その功績を讃え命日を「ゲゲゲ忌」と命名。一周忌の2016年11月30日より毎年、水木しげるさんゆかりの地を巡るイベントなどの追悼事業を催している。

 

 

2018年の「ゲゲゲ忌」はアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」放送50周年、第6期「ゲゲゲの鬼太郎」の放送が開始されたことから、第1期から第6期のアニメ上映や声優・制作スタッフのトークショー、キャラクターショーなどイベント付上映会が初めて開催された。

 

第6期の主な舞台は調布市ということで、調布市観光協会が市内各所のロケ地を掲載した『調布市×「ゲゲゲの鬼太郎」第6期聖地巡礼マップ』を2018年8月と11月、2019年3月と11月、2020年3月の全5巻を発行。また「ゲゲゲ忌2020」に合わせて、総集編を発行した。

 

●天神通り(第1話「妖怪が目覚めた日」2018年4月1日放送)

 

●電通大通りのスクランブル交差点(第13話「欲望の金剛石!輪入道の罠」2018年6月24日放送)

 

●調布駅前広場(第36話「日本全妖怪化計画」2018年12月16日放送)

 

●調布市文化会館たづくり前(第72話「妖怪いやみの色ボケ大作戦」2019年9月8日放送)

 

以上、調布駅周辺ロケ地抜粋。

 

◆概要

名称:調布市

市役所所在地:東京都調布市小島二丁目35番地1

面積:21.58平方キロメートル

総人口:240,010人(推計人口2020年11月1日)

隣接自治体:世田谷区、狛江市、三鷹市、府中市、稲城市、小金井市、神奈川県川崎市

市の木:クスノキ

市の花:サルスベリ

市の鳥:メジロ

●外部リンク

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Twitter:調布市

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観光協会:調布観光ナビ調布市観光協会ホームページ