瀬戸内海に浮かぶオリーブの島「小豆島」は、意外に!?知られていないことですが、四国本土、本州本土とは無架橋です。このため、一般的な渡航手段は船に限定され、フェリー・高速船は身近な交通手段です。
島民にとって身近な都会は四国本土有数の規模を誇る都市「高松市」。島内の主要な港から高松港までの所要時間はフェリーで60~70分、高速船で30~45分。このため買い物やレジャー、通勤、通学の足として、1日数十便もの船の往来があります。
小豆島西部に位置する土庄町にある土庄港から高松港までの距離は22km。この区間は、四国フェリーグループのカーフェリーが3隻・1日15便、高速艇が2隻・1日15便就航しています。それ以外にも、夜間便が土庄港発で1往復運航しています。
入出港時には、各船内でステキな社歌を聴くことができます。
現在の船内放送は歌詞付きですが、昔は歌詞無しバージョンでした。第二しょうどしま丸が就航に合わせて変わったような記憶があります。
フェリーの船体は白色で船底は紺色、特徴的なファンネルは朱色。これは四国フェリーグループ船舶に共通するデザインとカラーリングです。小豆島航路就航船の両舷には「Olive Line」の表示があります。
船名:第一しょうどしま丸
総トン数:999トン
定員:490名
諸元:全長71.85m×型幅14.30m×深さ3.69m
航海速力:13.50ノット
主機関:ディーゼル2基
建造所:讃岐造船鉄工所
竣工:2000年9月25日
船名:第七しょうどしま丸
総トン数:999トン
定員:490名
諸元:全長71.83m×型幅14.30m×深さ3.64m
航海速力:13.50ノット
主機関:ディーゼル2基
建造所:讃岐造船鉄工所
竣工:2001年9月27日
船名:第二しょうどしま丸
総トン数:994トン
定員:430名
諸元:全長71.83m×型幅14.30m×深さ3.64m
航海速力:13.50ノット
主機関:ディーゼル2基
建造所:讃岐造船鉄工所
竣工:2003年3月27日
第一と第七・第二の外観が若干異なり、船内備品は三隻とも異なっています。特に椅子については、後年になるほど簡素化され、掛け心地が悪くなっているように感じます。
高速艇の船体は白色で、両舷に赤と水色のラインが描かれており、その形は四国フェリーの頭文字「S」を図案化したものです。
船名:スーパーマリン(三代目)
総トン数:95トン
定員:140名
諸元:全長29.50m×型幅5.80m×深さ2.30m
航海速力:27ノット
主機関:ディーゼル×2
建造所:瀬戸内クラフト
竣工:2011年9月29日
船名:オリーブマリン
総トン数:58トン
定員:57名
諸元:全長26.00m×型幅5.00m×2.15深さm
航海速力:26.0ノット
主機関:ディーゼル×2
建造所:ツネイシクラフト&ファシリティーズ
竣工:2015年9月30日
近年、投入された新造船は、燃費に加え、乗り心地も向上しています。