埋立地の竹内団地で異様な威容を誇る夢みなとタワー。


夢みなとタワー 2010.12.10

1997(平成九)年夏から秋にかけて開催された「ジャパンエキスポ’97 山陰夢みなと博覧会」のシンボルタワーとして、およそ1年半の工期をかけ建設されました。


夢みなとタワー 2010.12.10

四分の三円型の低層(4階)のドーム棟と、上から見るとひょうたん型をしたタワー棟から構成されています。


夢みなとタワー 2014.11.11

夢みなとタワー 2016.03.03

タワーの高さは43m、主な素材はガラスと鉄と木、引っ張りと圧力に対しそれぞれ強い部材を組み合わせたテンセグリティ構造で建てられています。


夢みなとタワー 2010.11.17

夢みなとタワー 2010.11.17

夢みなとタワー 2010.11.10

夢みなとタワー 2010.11.10

最上部の展望室は船形をしており、諸外国に向かっう「交流の船」をイメージしているということです。


夢みなとタワー 2012.11.16

夢みなとタワー 2010.11.10

周辺に目線を遮るものがないので、展望室の見晴らしは良好のひと言です。ただ、40メートルほどの高さですので、地上からの目線とさほど変わらないような印象。足元の防波堤の上からナマで見る大山のほうがガラスや枠が無いぶん素晴らしいかもしれません。


夢みなとタワー 2012.11.16

低層棟は4階建てのドームで、屋根には36万枚の白磁器が使用されています。


夢みなとタワー 2012.11.16

夢みなとタワー 2012.08.08

この特異な格好は、日本海に飛び立つ鳥をイメージしているということです。


夢みなとタワー 2011.08.27

低層棟には展示会やコンサートなどが可能な多目的ホールや観光物産店、貸会議室や貿易・水産系企業が入居しています。


◆建物・施設概要

施設名称:鳥取県立夢みなとタワー

施設運営者:一般財団法人鳥取県観光事業団

所在地:境港市竹内団地255番地の3

延床面積:9,042平方メートル

構造:鉄骨構造一部鉄筋コンクリート構造

低層棟/4階建PC(プレストレスコンクリート)構造

タワー棟/3階建カーテンウォール、木造フレーム

事業主体:鳥取県・株式会社さかいみなと貿易センター

工期(新築):1995(平成七)年12月15日~1997(平成九)年6月30日

工期(改修):1998(平成一〇)年1月9日~1998(平成一〇)年3月25日

展望・展示室利用料金:高校生以上300円、小・中学生150円、障害者及び要介護者1人無料

アクセス:JR境線高松駅下車徒歩20分、はまるーぷバスメインコース・夢みなとタワー下車すぐ


◆参考資料

鳥取県立夢みなとタワーホームページ

全日本タワー協議会ホームページ