水木しげる記念館から約1キロメートルほど歩いた境水道沿いに水木しげる氏の生家があります。
生家前には「水木しげるが幼少を過ごした地」の石柱が建立されています。
家屋は改築されたものですが、旧家屋を再現しているとされます。
庭には、水木氏が復員した際に自ら植えたクスノキがあります。
生家前から眺める境水道。
水木さんが幼少の頃は、生家のすぐそばまで海がせまり、多くの船が出入りしていました。
にぎやかな境港の対岸は、古代の雰囲気を今に残す島根半島。
島根半島には、西の出雲大社から東の美保神社に至る四十二浦の神社を巡り歩く「四十二浦巡り」という信仰習俗が伝わります。
境水道大橋を割った先の浦には、古来よりの聖地や目に見えない世界への入り口があります。