2月も半ばを過ぎて、春の足音が聞こえてきそうな昨今。早くも猫は夏毛に生え変わりはじめたのか、抜け毛がものすごい。

 

それにしても今年は、寒いのは寒いのですが雪が降らない(こちらを留守にしている時をねらって降りやがる)

 

先週末の夕方から夜にかけて猛烈な雪に見舞われ、翌朝まで降るかと期待しましたが、夜半には止み、積雪はあったものの融ける始末。

 

一度でいいから見てみたい、田の中にポツンと佇むトトロの森に雪が降り荒ぶ情景。

 

客神社 2015.02.14

 

母塚山(はつかさん)から見る南部町遠景。

 

母塚山-伯耆平野 2015.02.14
母塚山-伯耆平野 2015.02.14

 

一見、雪に包まれているように見えますが、里に下りてみると大部分では融けてしまい、地面が露出していました。

 

客神社 2015.02.14

 

雪降り荒ぶ情景や蛍舞う情景が見たくて、折々に出かけていますが、その願いはなかなか叶いません。

 

なんぶ百選53

 

小原こばら神社(客きゃく神社)

 

 社殿は享保年間(一七一六~一七三四)、今より約二七〇年ほど前に建てられたものである。

 この小原神社にはおもしろい話が伝わっている。昔、むかしのこと小原村に住むあるおばあさんがこの森の近くで畑仕事をしていた。すると、突然、神さんがのりうつって倒れてしまった。そして神さんが、「わしはこの山に祀られている神だが、雨雪の日に入る宮がない。何とかして住む宮を建てて欲しい。そうすれば村は繁栄するぞ。」と告げられた。目がさめた老婆は帰宅し、このことを家族や本頼田家に詳しく話した。頼田家では村の人を集め協議の結果社殿を建てることになった。早速、造営鎮祭し、祭神に大己貴命(大国主命)・少名彦名命を奉遷し現在に至っている。少彦名命は古来から医薬禁厭の神で信仰が厚く、特にこの小原神社の客神様は、イボ落としに御利益があるということで、近郷近在、日野・出雲方面からの参詣者をたくさん集めたということである。

 イボ落としは、境内の常盤の木の葉にたまった朝露をつけるとイボが落ちると伝えられている。小原神社は、神社合併により大正五年、郷社賀茂神社に合祀されたが、後にまた元の地に遷し奉祀されている。本殿のうしろの大木には、申し上げまつりのわら蛇がまかれ、荒神様祭りも行われている。

 

  南部町

 

以上、由来書き看板より全文転載

 

客神社 2015.01.29
客神社 2015.02.14
客神社 2015.02.14
客神社 2015.02.14
客神社 2015.01.29
客神社 2015.01.29
客神社 2015.01.29

 

由来書きどおり、本殿後方の大木の幹に巳ぃさん(わらで編まれた蛇、大元神)がおわします。

 

客神社 2015.01.29
客神社 2015.01.29

 

見上げると、天を円く覆うトトロの森。

 

客神社 2015.01.29
客神社 2015.01.29

 

ちょっとした小宇宙のようなもが感じられます。